コーンフラワー・ブルー2012/05/02


こんな絵に10時間近くかかってしまった・・・
全体図はピクシブに置いておきます。

コーンフラワー・ブルーっていうのは最高級サファイアの色の形容で、コーンフラワーっていうのは矢車草のことだそうです。矢車草大好き。もうすぐ庭で咲きます。

それは、昼前に読んだ一本のメールから始まった。2012/05/04


・・・ちょっとコレ縮小表示しないよ?どういうことなの・・・
このラフ画像は去年エイプリルフール用に用意していたもの。震災後鬱で結局完成できないままに。続きを描こうと思ったら見つからなくて、大慌てでパソコンひっくり返して探し出した。削除しちゃったかと焦った。

さて。
私は昨日今日と特に予定もなく、朝からひとり寂しく愉しくお絵描きする予定でした^^
朝パソコンを起動して何気なくメールチェックしたら、Yさんから「スパコミ来ているのでお逢いしませんか?」の突撃メールが。この3ヶ月で2回しかメール読んでない私にこんなメール送るなんて何たるギャンブラー。そんな訳で奇跡的に当日の昼頃メールを読みまして、イベント終了を待ってYさんと晩御飯をご一緒することになりました。

Yさんとはお互い8~9年も鋼同人をしていながら直接面識を持ったのはつい最近、ぶっちゃけ去年の今ごろ、という仲です。サークルさんではよくあることだけど、お互いイベントとかで認知はしてるが直接交流はない、というパターンですね。とは言うものの面と向かってまともに話したことはまだ2回しかありません(笑)だけどセリムで萌えトークが出来る貴重な方なので、いそいそとお出掛け支度をするワタクシ。

お逢いするのは冬コミ以来なので、テンションを高めておくべく電車の中でセリムのイメトレを開始しようとしたその時。
「Excuse me? How long ○★◎※▲×~?」

お隣から聞こえてきたのは流暢な英語。

「ス、スイマセン・・・もっかい言ってください(と英語で言ったつもり)」
あとどれくらいで目的地に着きますか?え?そんなに?私フランスから来たんだけど日本人ってみんな親切で礼儀正しくて良い国ねさっきも箱根で温泉入ったけど本当素敵だったわ今日はこれから高島屋に行きたいんだけど行き方分かるかしら教えて私ハナエモリのファンなんだけど彼女の香水が欲しいの先週はシンガポールと中国を見て来たけど貴女は海外に行ったことは?あら私マルセイユに住んでるわよ(全て英語)

・・・と、怒涛の英会話(無料レッスン)一時間半の猛攻撃に遭遇。
周囲はゴールデンウィークで混雑する乗客の好奇心(一部苦笑まじり)いっぱいの視線。英語なんて受験以来ちゃんと勉強もしてない私に何の躊躇も容赦もなく話し続けるフランス人。日本語はカタコトも喋れないのに臆する様子はまったくなし。

待ち合わせの駅に着いた頃には、慣れない英語を喋ったせいでアゴがガクガクしてました。猛烈に疲れ切って、せっかくのYさんとの再開後もしばらく日本語とテンションが取り戻せなくて本当しんどかった・・・

という訳でライフゲージ最低から始まったウロボロスオフ会(参加人員2名)を敢行し、いっぱいセリム語りをして来ました!すんごい楽しかったんですけど途中から気分が悪くなってしまい23時ごろお開きになりまして。ふらふらと乗った電車が最終電車だという事実に焦る私。気分が悪くなっても降りられないし・・・と脂汗を流しながら何とか家にたどり着いたのが1時過ぎ。うわあ、これが午前様ってやつですね?

オフ会で何を喋ったかところどころ記憶がないんですが、往きの電車で言い間違えた英語表現はしっかり覚えてて今ものた打ち回っている私です。あああ恥ずかしい。
Yさんも夏で最後にしようかなと考えていらっしゃるそうで、それまでに何か出来ると良いねーなどと話したので、夏コミあたり何かあるかもしれません。ウロボロスで。

・・・あれ?七大罪に就いて書こうと思ったのにあんまり書いてない。ともあれ久し振りに鋼語りが出来たので幸せでした。こういうことがあるとやっぱり鋼好きだー鋼描きたいーって思うよね。完成しないままお蔵入りしてるこんな絵がまだいっぱいあるよ。

靴下とか暗闇とか2012/05/04

私が描くと、やっぱり執事になるラース。

ラースファンであるYさんに「大総統を描くとどうしても執事になってしまうのだがどうしたらいいか?」と尋ねたところ、「汗臭さが足りない」ということでした。「もっとこう、靴下が臭い立つ感じ。脂っぽい感じ。」精進が足りないなと思いました。

靴下つながりで思い出したんですが、冬コミアフターでNさんから教えてもらった事実。最後にセリムが砕け散ってしまうシーンで、靴は残るのに靴下は残らない。
つまり靴下はセリムの一部。靴下含めてセリムの容れ物。
よ っ て セ リ ム 様 の 靴 下 は 脱 が せ ら れ な い 。

…さすがだ。あの名場面でそういうところを見逃さないファン魂。私、まだまだだわ。
これはあれだね、エドはパンツを二枚脱がさなきゃならない、ってアレと同じくらいの衝撃だったね。結局あの二重パンツ疑惑は疑惑のまま終わってしまったが。

あと、「アポカリュプス(Requiemの描き下ろしマンガ)」の感想を聴けたのが嬉しかった。まさかYさんから泣いたと言われるとは思わなかったな。
兄弟がヴァンの墓前に立った時、泣くのはエドではなくアルの方だと思うわけです。でもアルエド的にはきっと逆がふつうなんだろうなあ、とか。短いながらあのお話もそれなりに大事に描いたんだけど、今まで感想もらった事なかったから幸せでした。

そうそうそれで!プライドさんで大人なトークが出来たのが何より愉しかった(笑)
アルエドの人たちとはふつーにエロい話が出来たので同人界ってそんなもんだと思っていたんですが、セリムファンてお若い方が多いからか、なかなか大っぴらに如何わしい話が出来んのですよ!これは非常に遺憾なわけですよ!私は普段、それほど自ら口火を切る方じゃないんですが(笑)Yさん意外とイケるのでつい悪ノリしてしまったわ。
結論としてプライドさんは受です(きっぱり)触手だけど受です(二度言った)。傲慢なあの方の恥辱に歪む顔が見たいんじゃないの!でもお父様じゃ駄目なのよ。それだと服従になっちゃうから。それは可哀想だから。となると必然的に相手はエドかアルになっちゃうのよね私の場合。大穴でセリム。それは微妙に一人でしてるっぽいが。
真っ暗な部屋に閉じ込めちゃえばプライドさん手も足も影も出せないからね!そこマンガで描く場合は6巻のプライドさん初登場時みたくコマ塗りつぶしで展開するわけですよ。真っ暗な中セリフだけで進行するわけですよ。ね?簡単でしょ?
などと煽ってばかりいました。プライドさんの如何わしい話が読みたいの!

記憶を整理しようと思って書いたのですが一部を除き既にウロでした…

これくらいの絵は落描きだと2012/05/05

言えるくらいにサラサラと描けたらいいのですが。かなり全力で描いてる…

HUNTER再燃して以来キルアがブームなわけですが、現在30巻出ているコミックスのうち全身描かれてるキルアは全部模写した。あんまりちっさいのは除外で。

冨樫先生がコマ割りに定評のある作家であることを最近知った私です。
言われてみれば確かに巧い。マンガ読んでてコマ割りの分割ラインが目に入ってこない。つまり邪魔にならず非常にナチュラルにコマを割る。もっと早く気付いて参考にしてれば良かった。

で、私自身は咎神の、ちゃんとキャラごとに特徴のある動きがすごい好きで。元殺し屋であるキルアの自然体で洗練された動きとか、クラピカの女性である可能性を残した動きとか。

荒川先生の武道として嘘のない動きも好きですが、実は荒川先生の絵は真似るのはすごく無理があってめったに模写したことはない。その点、咎神からこの世界に入った私にとって冨樫キャラはすごく描き易い・・・
キルアはアクションに華があるから模写してるだけですっごい楽しくて時間を忘れる。もう一周最初から模写してもいい。いや…絵描きのはしくれとして模写で満足してちゃいけないけど。

ああもう本当この人はなんて自然で華のある動きを描くんだろう。キルアと電気という組み合わせも、最初はうーんありきたり?ってナメていたけど神速に至ったときは感動した。既存の概念から新しいものを生み出す創造力はゾッとするほど巧い。ネーミングセンスも憎らしいほど巧い。これで休載さえしなければいいマンガ家なんだけどなあ。昔からこの人の描く美学を持った狂気が心底好きなんです。吐き気を催す狂気もあるけど。そっちは本当しんどいんだけど。きっとああゆうものを描かずにおけないこの人なりの理由があるんだろうとは思う。一種の自浄作用?自己浄化?みたいな。頭の良い人だから凡人には測り知れない苦悩があるんだろう。でも蟻編の序盤はキツかった…。ほんと吐き気がした。

ゾルティック・ブラザース2012/05/06

▼分かりやすすぎでスミマセン(笑)既視感がすごいね。

4番目が本誌で登場したのは知ってるんですがコミックス待ちなので描けず…ぐぬぬ
ところで、きっぱり「兄弟」って言ってんだから4番目・5番目も♂よね?

連休中描き始めたイラストは、ゆうに10枚を超えるけど完成したのは1枚だけという。
残り一割で投げ出すクセが治っていない。

たまたま新聞で見かけて気になった本がたまたま図書館にあったので借りてきた。
ぶっちゃけジャケ買い?ジャケ借り?つまるところ表紙が気に入っただけです。発行日を見る限りこの本最初に読むのたぶん私だ。一番乗りってなんか嬉しい!

皆川博子著「双頭のバビロン」ていう、えーとこれ、児童文学なのかと思ったらすごい大人向け(漢字とか言葉遣い的な意味で)な本だった。装丁に騙された…
読めない漢字いっぱいあるし何ていうか文字びっしり。最近マンガしか読んでないから読了できるか心配だわ。

やっぱり以前ジャケ買いした「ドゥームズディ・ブック」が私的にとてもいい出逢いだったのでジャケ買いも悪くないと思ってます。いつだったか香水のデザイナーさんが言ってたんだけど、香水よく知らない方で選び方が分からない時は香水瓶のデザインで選べばいいらしい。瓶の素材や色やデザインはそのまま香りのタイプとかコンセプトをプロデュースしてるものだから、見た目で選ぶのもありなんだとか。
でも最近ジャケ買いを狙い過ぎて真面目な本もラノベっぽい表紙なのはいかがなものかと。フロイト先生の精神分析入門のカバーイラストが美少女でびっくりしたわ。逆に買いにくいと思うんだけど…

さて。今日はもうお絵かき終わりにして本読みつつ寝ます。連休中ずっとスクリーン見ながら描いてたせいか体調悪くなってきて。明日から仕事だなんて信じたくない!

らくがき2012/05/09

ミケと一緒。

以前は興味がなかったにもかかわらず萌えてしまったのは、この子が猫キャラっぽくなくなったせいだと思いました。最近のキルアはむしろ犬だ。ゴン限定だけど。
そしてこのイラスト終わらないまま今はセリム落描き。
誰かに尽くす人が好きなんだな。それが愛にせよ忠誠にせよ服従にせよ。

「双頭のバビロン」やっと130ページあたり。予想外に重厚な物語で進まない・・・
カラヴァッジオにポール・ドラローシュにチャップリンが出て来たあたりで、著者との趣味の近さに身悶えた。カラヴァッジオはともかくラローシュはすんごいマイナーなので、絵画好きな方でも今まで好きだという方に逢ったことがない。部屋に飾るなら私はラローシュの「殉教者」と決めている。

ずっと日本画に興味がなかったんですが、最近になって琳派くらいは区別がつくようになりました。根津美術館で今やってるのに行きたいなあ…と思ったらあと2週間くらいしかやってないじゃんか。ううん…

やっちまった・・・2012/05/12

時々厚塗りブームがやってくる。しかし私の絵では厚塗りに向かないみたい。
19世紀末っぽいセリム様を描いてみる。見た目年齢プラス5歳くらいで。
あと私はカウチ大好きです。なんていうかセレブのステータスシンボル?それに何かやらしくないですか。え?私だけですか?セリム様の自室にはカウチがあると信じてる。

今週半ばはこちらでは暑い日が多くてですね、その日も朝から暑くなりそうな気配はありました。暑くなってくると貧血持ちの人間にとっては立ち眩みなんかはよくあることで、その日もさして気にせず出勤したのですが。

倒れました。久々に。ああもうー…やっちまった・・・
たまたま電車に一本乗り遅れ、職員送迎用のリムジンバスに駆け込みで乗ったのですが、発車直後から気分が悪くなってしまい降りたくても降りられず、脂汗をダラダラ流しながら堪えつつ職場に着いた時にはあまりの吐き気で動けなくなってました。
「少し休めば平気ですから」と放置を望む私に、さっさとバスを降りた運転手さんが職場からスタッフをぞろぞろ連れてきてしまわれ。「今、婦長さん来るからね!」
・・・ な ん で す っ て ?

実は凪、勤め先は病院なのですが、看護部長じきじきに血圧・脈を採って頂いた挙げ句、「85-50だって。これじゃ歩くのはムリだから!」と車椅子を用意される始末。
「それ、私の通常値なんですけどー!」という叫びは吐き気でかき消され、「何だ?どうした?」と診療部長までお出ましに。空いてる部屋に運び込まれ、あれよあれよと点滴から何から一通りの手当てを受けてしまいました。恐るべし医療関係者。

はじめ手の甲に点滴を射したのですが(痛いよ…!)すぐに腫れ上がってしまい左右の手と両腕と計4回針を刺すハメに。血管が細くて採血泣かせの私ですが、射される方も泣きたい。あとすごい怖かったのが、車内で吐き気と戦ってたとき両手の指が変な形で突っ張ったまま痛くてしびれて曲げられなくなっちゃって。それがもう痛いわ困るわ、ハンカチを取り出すとかそういうことも出来なくて焦ったね。気付いたら治ってたんですが、あんなこともあるんだ…

そんなこんなで午前中は休ませて貰って午後から職務復帰したのですが、もうあちこち迷惑かけて恥ずかしかった…。原稿中に比べたら睡眠も食事もちゃんと摂ってるのにどうしてあんなことになっちゃったかな。全力ダッシュ+乗り物は危険だね…

こういうとき職場が病院てのはこころ強いんですが、同僚や上司にあれこれ手当てを受けるというのも耐え難い…。酔って吐いてるところを憧れの先輩に介抱されるみたいなもんで(経験ないけど)。因みに凪はドクターでもナースでもないので悪しからず。こんな脆弱なナースはいない。医療関係者は体育会系並みの体力が必要ですよ。