そしてマドリッドへ2012/07/04

・・・帰国後2週間以上経つというのにまだ時差ぼけが抜けない・・・
オフで活動してたころは帰国の翌日に夜行に乗ってイベント!ってこともあったのに。
職務に差し障ってはいけないので休日は必死で時差ぼけの調整をしている。気を失いそうなほど眠いのを堪えて起きてたり、目が冴えて仕方ないのに横になったり。苦行のようだ。

【次回で終わりです】
サービスエリアで無造作に売られていたメロン。たぶんメロン。朝のバイキングとかでもどっさり盛り付けてあって、日本人が多いと真っ先になくなる。


▼最終日はジュニア・スウィートに二連泊。ロビーもごうか!本当はパラドール(古城ホテル)に泊まりたかったけど、そのツアーは催行しなかった。


お部屋はこんな感じ。内装はシノワズムというの?中華風のインテリアとか、トルコあたりの絨毯。キリム織りもあったけどポリエステル製ぽかった。でも綺麗。


▲このベッドの足元の台は何に使えばいいの?スウィート過ぎて用途が分からん。
スタンドテーブルに化粧台にサイドテーブル、コーヒーテーブルにライティングテーブルに窓辺の丸テーブル。テーブルだけで幾つもあって、それぞれに椅子やソファがあったけど、座ったのはベッドだけ(笑)疲れ切っていたので写真撮るなり寝た・・・


▼朝ご飯ー。ランチは当たり外れがあるので朝からしっかり食べておく!スペイン風オムレツ(ジャガイモ入り)が美味しい。コーヒーはどこで飲んでもエスプレッソで美味しいし、クロワッサンも美味しい。真ん中がメロン。色は薄いけど味はちゃんとメロン。


この日はプラド美術館に行きましたが、撮影禁止だったのでザックリ省略。
プラドは中世~近代の作品をメインに所蔵するヨーロッパ三大美術館のひとつ。有名どころではベラスケス、エル・グレコ、ゴヤなどが多数。ルーベンスも。

で、実は午後からトレドに自力で行く予定だったので、泣く泣くプラドの途中でツアーを離脱しました。ゴヤを見逃した・・・!でも、あと一時間いたところで満足できた訳でもないだろうし・・・美術館は何日いても足りないよねえ。
ゴヤは待ってれば日本に来るかもしれないけど、トレドはたぶん来ないだろうから!

事前にネットで切符を手配しようとしたけど上手くいかなくて、窓口に並んで何とかゲット!AVE(新幹線みたいなもの)に乗ってトレドへ。


▲待ち時間に駅ナカでランチターイム。
ごくごくフッツーのどこにでもあるファスト・フード店。サラダを頼んだら5種類までチョイスできる仕組み。左の下段の白いのがご飯。ご飯は野菜って本当なんだな・・・。右の上段の白いのがカッテージ・チーズ!大好き!日本ではあまり食べられないので真っ先に注文。モッツァレラみたいな味で、もっと生っぽい感じ。他にチキンとかパイナップルとかがある。ドレッシングも選べたけどよく分からないのでテキトーにチョイス。

この何てこと無いサラダが、ツアーで行く他の店よりずっと美味しかった…。
離脱したので2回分の食事を自分でお店探して食べたんだけど、どっちもツアーで行くより美味しかった。ツアーで行くお店なんてそんなもの。安心感はあるけど。


▼そしてAVEに乗って30分、ちょうどウトウトしたころ到着~
トレドは日本で言う京都みたいな歴史のある古都。駅は内装も外観も美しい。


ちなみに、オプショナル・ツアーだと往復バスで3時間、お値段は4倍・・・
別にケチった訳ではなくて、時間を気にせず好きなように好きな場所を歩いてみたかっただけ。ツアーだと遅れないように写真を撮り歩くだけで精いっぱいだしね。

それに自力で来た方が「本当にたどり着いたよ・・・!」って感動する(笑)。その方が鮮やかで印象深く記憶に残る。実は着くまでかなり不安だった。

英語が堪能みたいに誤解があるかもしれませんが、凪は海外留学も駅前留学もしたことはなく、高校までしかまともに勉強してない(しかも文系なのに化学より偏差値低い)。ゆえにロクに喋れないけど旅で必要な程度の会話は身振り手振りで何とかなる。「ロクに喋れない日本人」ってバカにされたりもしましたが(あ、バカにしたなーってのは伝わっちゃうんだよね、口調で・・・)、コミュニケーション力は(恥をかく)勇気と度胸!というのが海外における私の信条。

さて、旧市街へは駅から路線バスに乗る。ロンドンにあるような、赤くて二階建ての可愛いいバスで、慌てて乗り込んだら撮るのを忘れた。ところが5分で着くはずなのに20分経ってもまだ着かない。間違えて遠回りの路線に乗ったもよう。えええ!

その赤バスは旧市街をぐるーっと一周しつつ、撮影ポイントなどで止まってくれる観光用だったのでした。お陰で良い写真が撮れた▼かえってラッキーv


個人だと、こういうトラブルもむしろ愉しい。取り返しのつくレベルなら。
帰りのバスならアウトだった。念のためAVEも終電は避けておいた。万が一、乗り遅れたら飛行機に乗り遅れる。帰りはバスの運ちゃんにしつこく確認して乗りました。

この後はのんびりトレド旧市街を散策します。

トレド散策~ゲルニカに逢いに2012/07/07

世の中に、理不尽なことなんていくらでもあるけれど。もともとあまり折り合いの良くない上司から昨日受けた叱責に納得いかず、すごくやり切れない気持ちを抱えておりました。休みの今日になってもモヤモヤした思いが抜けずにいたら、同僚からメールが入ってちょっと救われた。
いったん落ち込むと「私なんて生きてる価値ないなあ」ってとこまで行っちゃうんだけど、気遣ってくれる人がいるから「いやいや、わりと頑張ってるよ!」って浮上できる。
部署も職域もぜんぜん違う人で子育てしながら仕事もしているのに、どうして私のことなんか気遣う余裕があるんだろう。そういう女性になりたいわ。
明日(いや、今日)は映画でも観て気分転換してこようと思います。グスコーブドリ

【スペイン旅情、最後です。お付き合いありがとうございました!】
トレドはスペインの歴史を通じて重要な古都で、街全体が世界遺産。中世都市によくあるように、周囲をぐるっと河に囲まれた崖の上に立ち、中心に大聖堂があって細い路地が迷路のように入り組んでいる。

こういう場所をさまよい歩くのが大好きなのですが、私にしては珍しく本当に迷いそうになった。なにしろ太陽が真上にある時は真上すぎて方角が分からない。陽が傾くと壁が高すぎて太陽の位置が分からない。ゆえに方角が分からない・・・。しかも、大聖堂はひとつだけだが教会と名のつく建物はほぼすべてのブロックに存在する。ゆえにランドマークが特定できない。いちおう最短距離で目的場所には行けたけど(頭の中に位置関係は入ってた)、地図上のどこに自分がいるか最後まで分かりませんでした。
侮りがたしトレド・・・

つまり、以上のことに注意してれば迷うことはないんです。ないんですが・・・(笑)


▲こういう路地が好きだ。大好きだ。


▲古い街でよく見かける、路地に突き出たこんな看板が大好き。撮りまくる。
新しい街で見かけないのはどうしてかな。オシャレでいいと思うんだけど。昔は間取りが狭かったからこういうスタイルになったんだろうなあー


▲そして店ごと買いたいランプ屋さん。ぜんぶカメラに収めて行きたかったけど、さすがに遠慮して入口から見えるとこをコッソリ;; 奥に映ってる一番大きいのは直径70~80センチくらい。欲しい!店の親父がすごい無愛想な人で怖くてじっくり見れなかった。ひとつくらい買いたかったな・・・

▼歩き疲れたので小さなお店でカフェブレイク。ディスプレイから察するにお店のそばに修道院があって、昔そこでシスターたちが作っていたお菓子を今もお土産用に作っている。という感じ。たぶん材料は卵の黄身とアーモンド(もしくはココナツ)と砂糖。白あん風に練り上げたカスタードみたいなもの?和菓子が苦手な私でも美味しかった。


街の西端まで歩き、回廊が美しいと口コミサイトで好評だったReyes修道院へ。
こじんまりとしてて豪華さはないけど確かに美しい。そして、あまりメジャーじゃないせいか人がほとんどいなくて静謐な空間。杖をついたおじいさんが回廊をぐるぐる歩いてたんだけど、あれはお百度参りみたいな意味でもあったんだろうか・・・


▲床に映る影がきれい。天井を見上げるとイスラム風▼


▼二階の回廊もまた雰囲気が違って美しい。


▼そして、遠回りする時間が惜しかったので来た道を引き返し、大聖堂へ。スペイン最大とのことでしたが、たしかセビリアのカテドラルもそう主張してたような(笑)
たしかに豪華でまばゆくて荘厳で立派で綺麗。これはこれで美しいと思います。


そしてここで嬉しい出逢いが!たまたま小さな美術展を開催していたのですが、そのなかにカラヴァッジオが!私はその作品を知らなかったし、トレドにあることも知らなかったし、他に100枚近い絵画があったのに、ふと吸い寄せられて一目見て彼の絵だと分かったよ(自分でもびっくりした)。それだけ同時代の画家のなかで彼が飛び抜けていたって事だよね。すごいよカラヴァッジオやっぱり天才。

プラドにも彼の絵はあったのに見れなかったしゴヤを見逃したことを後悔してもいたのですが、この出逢いですっかり気分が晴れた。宗教画はあるべき場所にあるのが一番美しい。これはルーベンスを見た時に痛感したのね。アントワープ教会でキリスト昇架・降架を見た瞬間、無条件でひざまづきたい衝動に駆られたのを覚えてる。


時間もないので急ぎ足でカテドラルを後に。
美味しい店も下調べしておいたのに、ディナーをとるヒマもなくマドリッドにトンボ帰り。


まだ明るいので帰るのも勿体ないけど既に8時過ぎ。見るような場所はどこも閉まっているよね・・・と思ったら、ソフィア王妃芸術センターが9時まで開いている。
ここは近代絵画を集めた美術館。ダリやマグリットも有名ですが、なによりスペイン出身であるピカソの門外不出の名作「ゲルニカ」のあるところ。しかも駅のすぐ目の前。

以前ルーブルを閉館15分前に追い出された(笑)苦い経験があるので、ダメ元で駆け込んだら入館できて、しかも無料で入れた。たまたま閉館間際だったからなのかピカソの誕生日だったのかは分かりませんが、とにかく無料!タダ!なんて素敵(笑)

・・・そして、館内がオシャレすぎて迷う。古い病院を改築した建物なのだがエレベーターが見つからず2階に行けない。おろおろしてたら建物の外にこんな▼シースルーのエレベーターが外付けされていた。かっこいい。でも見とれてるヒマもない。


閉館30分前になんとかゲルニカにたどり着き、名作をじっくり鑑賞。
そりゃもう今まで見たこともないような厳戒態勢。モナリザより物々しい警備。

手を出したらジュッと溶けそうな
怪しげな機械がゲルニカの下に。一応、「これ以上近付いちゃダメよv」っていうラインは踏んでないのに、ちょっとラインに近づくだけでも左右に控えている3人の監視員がピリピリした顔で近付いて来る。それじゃマチエールもよく見れないじゃない・・・

当然ながら撮影禁止。で、作品はもっと激しい怒りを感じるかと思ったけれど、ゲルニカはむしろ極限まで抑えた悲憤を感じた。無彩色だったせいかもしれないけど、見知ってる他のピカソ作品とは明らかに異質だなーと思いました。


見るべきものは見つ。というわけで、ブラブラと中心街に向かって歩きながら適当にお店に入る。スペインと言えばやっぱりパエリアだよね、ということで再びパエリア。
どう見ても2倍の量がある。ほとんど食べきれずに残してしまい、心苦しかった・・・


ホテルまでは遠いので、ここからはずっと避けてたタクシーに乗らねばならない。
さすがに海外でタクシーに乗るのは怖い私。多少ぼったくられるくらいならまだ良くて、変な所に連れ込まれたらどうしよう!身ぐるみ剥がされたらどうしよう!とビクビク。
「万が一妙なそぶりを見せたら大阪弁でまくしたてよう。」と心に決め(大阪弁しゃべれないけど)、並んでいる一台に乗り込む。

振り返った運ちゃんはスキンヘッドでした。終わったな・・・と思いました。

ところが予想に反して最短距離でホテルへ。ぼったくられることもなく、たった20円相当のチップに満面の笑みで手を振って見送ってくれた。超・紳士でした・・・。
日本の男も見習うべき。せめて足を踏んだら謝るべき。

そんなこんなで情熱の国スペインの旅日記を終わります。長文すみませんでしたー。

七つ罪を紡ぐ2012/07/08

ピクシブに大きすぎるサイズで挙げときました。

七月七日の七時にUPしたかったんだけど、仕事の件でモヤモヤしてたら忘れてた!
因みにピクシブサイズは777*4777。ラースが被っていたのを描き直しました。

珍しくグリードとグリリン両方描いてみましたよ。描きやすいのはエンヴィーとグリリン。長髪はバランスが取りやすいので。でもエドは・・・描きにくい・・・
もう一枚、七夕に完成したかったイラストがあったのだが・・・あーあ・・・

グスコーブドリとマスター・キートン2012/07/14

▼七夕に間に合わなかったお子様コンビ(7/7はキルア誕でございます)

水曜日に「グスコーブドリの伝記観て来ました。観て来ました、が、予想通りなんというか・・・カタルシスに欠ける・・・賢治だから覚悟してたんですけど。私、賢治作品は正直な感想を言えば、大体いつも「よく分からん」。着地感というか納得感がない。けっきょく妹はどうなったの?テグス工場はなんの意味があるの?どう噴火させたの?

賢治は「読者に解釈を委ねる」作品らしいんですけど、私はその手の物語が苦手なようだ。銀河鉄道を読んだ時もピンと来なかった。私の感性が鈍いだけかもしれないが。
荒川先生みたいに、どっかり着地感のあるお話が好きだ。それでいて押し付けがましくないメッセージ性があれば最高だ。私もそういうものが描けるようになりたかった。
・・・話が逸れました。

でも映像美はすごかった。幻想世界の彩度の高い景色とか、イーハトーヴの都市景観とか、博士が使う一人乗り用の空飛ぶ自転車みたいなのとか。ああゆう機械を見ると血が騒ぐ・・・歯車とかプロペラとかがいっぱい付いてて人力で動くものが好き・・・
あとまあ、主人公がハイデリヒさんなのもだいぶ気になった。純朴で研究熱心で自己犠牲の精神とか、ハイデリヒを思い出さずにはいられないじゃない!

あとマスター・キートンがとうとう終結してしまった。とっくの昔に完結してたけどさびしい。この漫画は文句無く面白いので漫画に興味ない方でも安心してお薦めできる。
エドとかセリム様とかがカッコ可愛すぎて現実味なさすぎで、あまり「結婚して!」とか「付き合って!」とかいう気持ちにならないのとは対照的に、キートンさんはその辺に実在するかもしれないリアリティがいい。結婚するならこういう男がいいよ。学者肌で好奇心旺盛だけど社会的にはうだつの上がらないモラトリアム人間で、でもサバイバル術のスペシャリストで軍隊経験もあるから大抵の危機は乗り越えちゃう。しかし×イチ

あと、必要最低限の設定を必要最小限のコマ数で語ってしまう力量がとにかく凄い。
お話に必要なだけのキャラクターの性格を、ホンの数コマで説明してしまう。それも、浅薄で表面的なキャラじゃなく、ちゃんと豊かで味わいがあって時には矛盾も孕んでいたりする。たった数コマで感情移入できてしまう。それは本当すごい。基本一話完結のお話なのにページ以上の物語性がある。だから一冊分の満足感がとても大きい。

20年後(つまり現代)のキートンが活躍する続編が始まったらしいんだけど、アラ還のキートンさんは見たくないし、悩むなあ。

残り一割で投げ出すイラストシリーズ再び2012/07/15

なんか涼しげな絵を・・・と思って描きはじめたら我ながらショタショタしさに驚いた。
水面て難しい。

キルアはともかくゴンは髪のバランスが取りづらくて二人並べるとサイズ合わせるのに苦労する。私は原作よりすこーしだけリアルめに描くのが好きなんだけど、ゴンのこのニュートン力学に逆らった髪型のせいで一気に漫画ちっくになってしまう。

HUNTERを10年前はじめて読んだ時とは気になるキャラが随分違う。以前は旅団(てか団長)とクラピカしか目に入ってなかった。今はゾルディック家とヒソカも気になる。今期アニメのヒソカの髪が良いのよ。赤い髪に青紫の影なんだよね。アニメカラーって(元の色)-(彩度・明度)=影色になるのが一般的だと思うので、ちょっと新鮮でした。

今はコミックス派なので(てか本誌読みたいけど読めないし、追いつきたくても追いつけない)ネタバレ怖くて他作家さんと交流できないのがツライ。読んでたとしても積極的にアプローチ出来る方じゃないけど・・・なんか明日HUNTERオンリーがあるらしくてソワソワする。オンリーなんてもう何年も行ってないなあ。この時期、原稿に追われていないのが自分的に珍しすぎて逆に落ち着きません。

そいや、オフ活動やめてから運動する機会が全然なくて、やっと2桁になったヘモグロビン値がまた一桁に戻ってしまった。イベントは・・・肉体労働だからね・・・。


一年ぶりくらいにAPH本家サイトさんを見に行って、去年の今くらいに更新されてたユーロ危機の分かりやすさに感服した。やっぱ日丸屋先生すごいなあ。池上さんの代わりにTVで解説してくれたらいいんじゃない。ちょうど今日のglobe(朝日新聞)にドイツから見たユーロ危機が解説されてて珍しく読んだ。いつもは政治経済面スルーするダメな大人。ドイツさんがんばって・・・!

この方の、歴史も経済もキャラも分かりやすくデフォルメしてしまうセンスが好き。正直萌えはあんまりないんだけどその能力には恐れ入る。私にはないセンス。必要以上に回りくどく説明するのは得意なんだけど!(このブログを見ればお分かりの通り)
因みに凪は(その国本来の魅力とは別に)ヘタリアキャラではオーストリアと神聖ドイツが好き。どことなく漂う悲哀がたまんない。でもゲルマン派生国はだいたい好き。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・orz2012/07/22

最初にお断りしておきますと、凪はラース嫌いじゃありませんむしろ好きです。
カッコいいし渋いしあんなお茶目な悪役いないよ。でも今回ばかりは一言言わせてよ。

「 そ こ ( 表 紙 ) を 退 い て い な さ い 、 ラ ー ス 」

ちょっとね、もうね、わたしセリム様が表紙でアップで平積みでドーンでバーン!な日が来ることだけを楽しみに最終回から後を生き延びて来たのでね。ショックでな・・・
ショックが隠しきれなくてなあ・・・

書店で泣きそうになったわ。25巻表紙を見て膝から崩れ落ちそうになったけど(セリムだと信じて疑わなかったので)、今回は期待が高かった分、なおさらショックでなあ。

あのさあ大総統、あんたはもうコミックスとか本誌扉とかでさんざんカラーで出張ってんだから、完全版くらいご子息に譲ろうぜ。ちょっと大人げないぜ。あんまりショックだったから脳内でブラッドレイ家裏舞台マンガが展開しちゃったよ。

セ: うわああぁん、お義母さーんっ
夫人: まったくもう、あなたって人は。たまには息子に華を持たせてあげたらどう?
大総統: いやいや、まだまだ現役だぞ私は。
セ: い、いいんですお義母さん、わがまま言ってごめんなさい…
夫人: まあセリムは本当に聞き分けの良い子ね。どっちが大人だか分からないわ。

あ、もう描こう。描く。涙を拭いて立ち上がろう。立って歩け、前へ進め。ぐすっ・・・


いや、実は絵的な必然性から言ったらこっちの方が自然だとは思ってたんです。
セリムって顔アップになったらまんまモブ顔だしプライドさんのアイデンティティの半分はぞるぞるにあるわけで(残りの半分は半ズボン)、ラースはアオリでアップ・プライドさんはヒキでぞるぞる効果的配置、ってのが黄金比だというのは分かるんです。分かるんですけども・・・荒川先生ぜったいセリム様好きだと思ったんだけどなあ・・・完全版くらい華持たせてくれると期待してたんだけどなあ・・・はああぁぁぁぁぁ・・・(涙目)
裏表紙に出ている以上、次巻以降に表紙登場って可能性はないだろうしなあ・・・

ちょっと人生の目標見失いそう。泣くよ?泣いちゃうよ?

16巻ショックのあまり2012/07/23

土日はよく分からない方向へ気持ちが暴走してました。こういうのを迷走というのか。
や…でも、カラーでプライドさんが見れたのは嬉しいよ。そこはやっぱり嬉しいです。

▼1~2回しか着るチャンスがなかったシャンバラ兄さんのコスプレ衣装・・・

去年の片付け祭の際、唯一捨てなきゃいけないと思いつつ捨てられなかった洋服で、そのままタンスの中でかび臭くなっていました。でもこれコスプレ用にしとくには勿体ないほど丁寧に仕立ててあって、裏地も前立ても付いている。しかし、実生活ではちょっと着られないし、もういい加減捨てるか・・・と思った矢先。フト、

染め直せば着られるかも?と思い立ち、手芸屋さんで染め粉を買って染めてみた。

まだ乾いてないのでどうなったかは次回あきらかに。カフェブラックを選んだけど生地が濃い目のオリーブなのでカーキっぽくなりそう・・・。希望としてはほんのり青みのあるブラウンにしたいのだが、もっかい青で染めちゃヤバイかな。元が青だったら黄色に染めれば緑になるのは分かるけど、元が緑の場合どーしたら青になるの?!

染め物って初めてやったけど意外と化学的で愉しい!溶かした染め粉に食塩を加えて服を染めるんだけど、この塩って触媒だよね?昔は金属とかを使っていたんだっけ?錬金術では卑金属を金に変える触媒が賢者の石だと考えられていたとか。ちょっと実験ぽくって面白かったです。またやってみたいなあ。原料と触媒の組み合わせを考えるのとか、理科の自由研究みたいで楽しそう。

そして、なんだかよく分からないけど唐突に「焼肉が食べたい肉肉肉!」という肉食衝動が沸き起こり、急きょ「牛角」に晩ご飯を食べに行ったら、たまたま年に一度の半額フェア開催とかで一時間待たされた・・・。わたし牛角行ったの人生2度目なのに。

片手に16巻抱えながら「うえぇぇんセリム様ぁぁToT」と心の中だけで叫びつつ、ウエストホックが閉じれなくなるまで焼肉食べた。あとアイスに凍らせたフルーツを乗せるだけでなぜあんな美味しくなるのか。焼肉屋のデザート油断なりませんぜ!

それにしても食べた食べた。これがヤケ喰いってやつか。