おおおおおおおおお終わった。2014/08/06

いつもながら脱稿直後は言葉が浮かびません。とにかく終わった。この2ヶ月の作業が。
新刊は虎さん、K-booksさん、まんだらけさんでお取り扱いが確定しています。
納品されしだいお知らせしますが、直接書店さんのサイトをチェックした方が早いかもです。

▼ あのジュダルはこんな仕上がりに。

このジュダルのセリフは例によって「 Let it go 」のシングルバージョンの歌詞、
「 Standing frozen in the life I've chosen 」 そう生きてくと、決めたの。 から。
この曲ばっかり聴いていたせいで表紙があんなことになったのだと思います。

私は今からポスター作成に取り掛かる。間に合わなかったら表紙を使う予定ですが、あまりの季節感の無さに描いた人がうろたえているので、なんとか別のものを用意したいところです。
目印のポスターが直前まで終わらないってどういうことなの・・・
先に言っときますがアルマトランなマギコンビです。アルマトランなコンビがいたら凪宅です。
凪さんここです!ちなみに冬コミは私ずっとスペにいたのに、友人から「凪さんちに行ったけど売り子さんしかいなかったから帰って来ちゃった」と言われました。私いた!いたよ・・・(涙)

脱稿してもボケーッとしてるヒマはなくて、今日あわてて夏コミ搬入の荷造りしました。
いつも早いよね・・・ボーっとしてると発送期間すぎゃう。自力搬入なんて悲劇は嫌だわ。
そして早いとこサンプルを作ってUPせねば・・・もう10日しかないじゃんか。

わたしの今年の最大の目標は「締切日に徹夜しない」だったんですが、目標達成しました!
3時間、寝た!(そんなんで仕事してごめんなさい)

既刊の書店委託のご案内?2014/08/07

あと、取り急ぎご連絡。

私も詳細がよく分からないのですが、虎の穴さんで既刊本をお取り扱い頂けるみたいです。委託期間が過ぎてしまった、つまり半年以上前に発行した本をお願いするので、遠方の方はご利用下されば幸いです。期間限定みたいなので、お早めにご確認いただければ何よりです。

「ユグドラシル」がね・・・!とにかくこの本だけは、私のすべてのマギコンビ本のベースになっているので、ご覧頂いてない方にはどうしてもご覧頂きたくて。イベントでしか販売できない状況なのでこの機会はありがたい(わたしが)

新刊の書店委託、開始されました。2014/08/08

なんかもう、ちょっといろいろと・・・わたし夏コミ当日までルフにならないでいられる か  な

◆とにかく新刊お知らせ
【祈りにも似たこの宿命】 
シンジュ・アラアリアラ前提 逆に見えるアラジュ 60P
禁指定も本誌ネタバレもありませんので、どなたでも安心してご覧頂けます。
あ、いや、ちょっとだけ性描写もありました。ごめんなさい。

アリババの彼女発言に動揺している頃のアラジンと、いつもより少しだけ「先輩マギ」っぽいジュダルのマギ同士の宿命あれこれ。当社比で気軽に読める感じの内容ですが、いつものことながらマギコンビは各々選んだ王が最愛。いつもよりページ少なめですがコマ密度は高め。

◆書店委託 3社さんともすでに開始されてます。仕事早いね・・・!?
 虎の穴さま
 K-Booksさま
 
まんだらけ さま

いつもながら、すでにお手に取っていただく予定のある方はサンプルご覧にならないで頂きたいので、あえて縮小サイズですみません。じっくり確認してから考えようかな!という方はピクシブにお越し下さいませ。

コミケWEBカタログだのピクシブだのと、ネット上のあれこれはものすごく体力使う。
わたしデジタルネイティブじゃないから、この手の情報サイトを使いこなせない。
無駄になんども更新してしまったので、新着情報が重複して届いていたら「ああ、凪さんだもん、仕方ないな」って許してあげて下さい。ここで言うのもなんですがコミケカタログでお気に入り登録して下さった方本当にありがとうございますううあああ。
私は今からアルマトる。ソロモン2柱なマギコンビが・・・間に合えば目印(目印の意味ない)

本誌の感想書きたかったんだけど・・・書きたいんだけど・・・このタイミングでネタバレ文章置きたくないので後日にします。でもやっぱり一言だけ 言 わ せ て
黒ルフの加護がなくても実力は優っているのだから、アラジンを護りながらでなければシバたんは勝てたのだろうと思う。でもアラジンがいなければ勝ったところで無意味だろうとも思う。常にお腹を庇って戦う姿が目に沁みる。こんなにシバたんを好きになるとは正直想定外でした。

コミックマーケット86は、2014/08/12

2日目(土)、西2ホール か-05b VITAL-SONGSにてお待ちしています。
目印は、この

アルマトランなマギコンビ!です!ポスター間に合った!よ!
これ描いててすごく、物凄く楽しかったです。やっぱりマギコンビは仇敵であってこそだなって。

仲良いコンビも好きですし、いずれはそうなってほしいとも思いますけど、その前に是非とも!どうしても!ちゃんと戦ってほしいのよね。一騎打ちでね。邪魔者抜きでね。本気でね。
その上でジュダルには負けて頂きたい。そうでなければ、救われない。

因みに、私は「ユグドラシル」で前世ジュダルのコスチュームを描いているのですが(裏表紙のイラストがそうです)、この黒ソロモンな衣装そっくりなのが、ちょっと幸せ。

あと実はこのイラスト微妙に本誌ネタバレなんですけど、どこがどうネタバレなのかは本誌読んでる方にしか分からないと思いますので描いてしまいました。ポスターは誰の目にも触れるものなのでちょっと悩みもしたのですが、今じゃなきゃ描けないと思って。ごめんなさい。

それでは夏のお祭りにて!よろしくお願いしますー!
私は美容院の予約忘れて、だいぶ前に切ったままのボサボサ頭で行きます(泣)
あ、みすぼらしい人がいる、と思ったら私です。お気軽にお声かけて下さいませ。

お品書きと、虎の穴さんで既刊の再委託のお知らせ2014/08/12

先日ご連絡した、虎の穴さんでの既刊本の再委託が開始されました。→こちら
店頭販売はなく通販のみですが、「ユグドラシル」をはじめ5種を扱って頂けます。他の新刊扱いの本と異なり、期間限定で「予約」という形になるみたいです。9月に納品します。

◆ 一応お品書き

既刊がありすぎて恥ずかしいので最近はお品書き作らずにいたのですが、一応久しぶりに作ってみました。机の上に乗り切らないかもしれないので、ご希望の方はお声かけて下さいませ。机の下からひょっこりお渡しします。
再録なみのページ数の本も多いので再録作らないつもりでいつも多めに刷ってたんですが、さすがに置き場に困ってきました。新しい本ほど在庫が少なくなりつつある。

しつこいようで恐縮ですが、他の本はさておき「ユグドラシル」だけは私のすべての本の軸になっているお話なのでご覧頂ければ嬉しいです。
今でもこのお話が私のマギコンビの根源です。一年半たった今でも、それほど大きな間違いは描いてないんじゃないかと自分では思ってます。ちなみに、裏表紙の前世ジュダル衣装▼


前世アラジンの衣装は袈裟懸けなので、足して割ればソロモンさんでした。あと半月形のピアスをしているのですが、これは惜しい^^ こういうところに一喜一憂するのが絵描きのサガ。

ちょっと話はそれますけど、本誌の展開から私はマギコンビの前世ネタはもう描けないのではないかと思っています。
マギコンビが今まで私が描いてきたどのジャンルのどのカップリングとも違う点は、未来より過去を捏造する楽しさにありました。どんな因縁があったのだろうとか、どんな約束が交わされてどんな裏切りがあったのだろうとか、考えれば考えるほど過去へとさかのぼる不思議。それほどコンビの出逢いは「宿命の邂逅」を感じさせるものだった。なのでアルマトラン編は毎回ドキドキしながらも、「これでもう過去捏造は描けないんだな」と寂しい気持ちで読みました。
それでもまだ、当分はしつこくマギコンビを描く予定なので、お付き合い頂けたら幸いです。

描きたいものは、いつつ。2014/08/17

昨日の夏コミ参加なされた方お立ち寄り下さいました方々お疲れ様でした有難うございました。
わたしは今この一行を打つだけで4回もミスしたほどの腱鞘炎と筋肉痛です。なので新しいイラストは何もないので文章だけで失礼します。

昨日お越し下さいました皆様本当に有難うございました。必死で孤独をアピールしたためか沢山の方にお声かけて頂いて本当幸せでした。私ゲンキンなので頑張ってと言われればその分頑張れる人です。次の本も頑張ります!楽しく頑張ります!自分が一番楽しく!

昨年の酷暑がトラウマでして、もう昨日は朝から化粧をあきらめてスッピンで失礼しました。
私、化粧ダメなんです。すぐ肌荒れ起こして大変なことになるし、特に夏はトラブル多くて。
皆さまにお逢いするのに多少はまともに装いたかったんですが無理でした。ありの、ままで。

夏コミこそアルマト本がゲリラ発行されているに違いない!と思っていたのにほとんどなかったですね。きっと私みたいに描き手の皆様は「今は、手ぇつけられない・・・」と本誌を見守っているに違いないと信じて、冬コミでソロモン本に埋もれる予定です。ソロモンさんください。
あでも、ソロモンとジュダルのレイヤーさんが仲良く並んで歩いてる姿を拝めて眼福でした。
誰かソロモンさんのコスプレしているアラジンのコスプレしてくれないかな!もちろんお隣に黒ソロモンなコスプレしたジュダ略。

あと「釣銭ケースのふたが開かない!」とか二百円差し出しながら「八百円のお返しです」って言ったりとか朝からすでにおかしくて「暑さのせいですよ!」とお客様に励まされたりしました。
そんな皆さまに支えられての一日でした。以上夏コミからお届けしました!おわり。


◆ 次回イベントについて ◆

6月ごろは「描きたいネタがみつからない・・・」と呟いていましたが、今は描きたいものがありすぎて間に合いません(手が)。実は夏コミ前夜も次の本のネームを切ってました。そんなことしないで早く寝ろという突っ込みは自分で3回した。描きたい時が描ける時なんだもん!

今回も原稿の終わりごろは「もう嫌だ、原稿なんてみたくない、もう二度と描くものか」と思ってたんですが、脱稿翌日には「あっこれ描こう!次のネタにしよう!」って即効メモってました。
私は描かないと生きていけない。大丈夫、私まだ当分マギコンビで、生きていくと、決めたの。

今描きたいものはいつつ あるんですが、実はそのうちマギコンビはみっつだけ。
・マギコンビ原作延長未来捏造(大人アラジンでマギコンビがマギじゃないアラジュ。)
・シンジュ悲劇めシリアス(ゼパル in ジュダルで以前ブログでチラッと描いたネタ)
・ジュダル中心アラアリアラ、シンドリア、アルサーメン(つまりオールキャラ?)お色気ギャグ
・「繭の中で眠る」 マギコンビ兄弟リベンジ
・マギコンビ一騎打ちネタ

みっつめどうしたの?!って内容ですが、わたし5年に一回くらいギャグ描きたい周期が来る。
今がその時。というかね、ずっと踊り子ジュダルを描きたかったんですよ。実は踊り子ラクガキいっぱいあるんですよ。描いただけで満足してWEBには載せないんですけど、「ジュダルの衣装は踊り子」と知ってから、それはそれは描きたくて仕方がなかったんですよ。

でも私が踊り子ジュダルなんか描いたら絶対 サ ロ メ になっちゃうわけですよ。
「巧く舞えたら彼の御首を」ってね。それじゃ悲劇どころかR18Gですよ。
ちなみにサロメといえば私はギュスターヴ・モローです。ビアズリーは邪悪すぎてダメ。

で、どうにか血生臭くならずに踊り子ジュダル描けないものか・・・とずっと考えていたんですが、「そっか、ギャグにすれば良いんだ!」と思い至りました。てかフツー先にそっち考える。

というわけで、10月のスパークは私にしてはレアなオールキャラギャグか、間違ってシンジュ悲劇が新刊です。どうしよう、カップリング何で申し込めば良いの?ジュダル受け?
でも本誌の動向によってはアルマトっちゃうかもしれない。もうサークルの方向性が迷子。

冬コミに何が出るかは分かりませんが、もちろんマギコンビで申し込みます。全員受かればマギコンビサークルが3つ以上あるはずです(お隣さんとそんな話を)。そのころにはきっと、マギコンビの時代が、訪れる・・・!時代の節目にマギコンビは現る。

言いたいだけ言って私は来週からシンドリアに身を寄せて来る!たらふく食って怠惰を貪る!
あとアフターお付き合い頂いたTさんも本当愉しかったです有難うございました。何話したか全然覚えてないけどソロモンの拷問だけは思い出しました先生。その発想は、なかった。

ただいま!2014/08/30

日本を発ったときは日本の方が暑かったのに、帰国したら日本の方が涼しかったです。
人生初の南国、バリに数日滞在してきました。そんなつもりはなかったのにこんがり焼けて来ました。日焼け止め塗ったのに。赤道直下おそるべし。

海外といえば私はいつも観光目的であっちこっち見て周るのが好きなのですが、今回はいわゆるバカンス旅行してきました。紫外線とかビーチとか嫌いだったんですが、食わず嫌いは良くないね。また行きたい。

滞在したのは、バリ島内部の森、アユン川のほとりに立つピタ・マハホテル。
朝食はこんなテラス席で、対岸の景色を眺めながらのんびり。高所恐怖症の人はキツイよ。

なんか見たことないフルーツが出てきた。さすがトロピカル。
テニスボールくらいの大きさで、硬いウロコ状の皮をむくとニンニクみたいな果肉がある。
味は梨とリンゴを足して割った感じ。シャリシャリした食感、でもちょっと渋い。

見下ろすとこんなかんじ。メインプールがあって、さらに下の方にアユン川。

毎朝ヨガ・レッスンが受けられるというので場所を聞くと、「下の階」という返答。
階段を下れど下れど「下の階」にたどり着かない。えええ?あと5分しかないんですけど?

そこここに、こんな風に花が添えられてあって、とても手入れが行き届いている。
昨夜は大雨だったというのに。

下る下る。途中こんなエレベーターを降りて、まだ下る。

やっとこんなあずまやにたどり着く。アユン川のせせらぎを聞きながら朝ヨガ。

お部屋は一部屋一棟のヴィラタイプ。門を抜けるとさらにドア。

かやぶき?の屋根になっていて、居間とベッドルームとバスルームの3室。

1ヴィラごとに1プール付き。水着持って行かなかったので泳げなかった。残念。
そして割と深い。最深で160センチ。わたし、沈む。

このホテルはスパが人気。ということでサービスで50分ほどバリ式マッサージを体験。
またこれが、一室一棟の贅沢な造り。とにかく空間を無駄遣い。

たしか、ハイビスカスとレモングラスとサンダルウッドのブレンドオイルでした。いい香り。

このあと、さきほどのアユン川をボートで川下りしてきました。割とハードな遊びでした。
2時間くらい下ってたんじゃなかろうか。残念ながら写真はなし。びしょ濡れになった。
日本じゃあんな危険な遊び方はさせてくれないと思うので、なかなか愉しかったです。

で、夜はウブド王宮にてダンスショウ。ケチャも見たかったんだけど民族衣装が気になって!

踊り子の衣装ってどの国も萌える!アクセサリーはアルマトランだね。

踊り自体はなんというか、ベリーダンスと歌舞伎を足して割ったような感じ・・・
傘や扇を手に舞うのですが、それが白浪五人男みたい。
時折入る見せ場が歌舞伎の大見得とちょっと似てる。

ホテルに戻るとロビーはこんな。
基本、壁のない筒抜けの構造。雨は降るけど嵐はないので、これで大丈夫なんだろうな。

一日二回お掃除してくれて、出るとき散らかしてったストールが戻った時にはこんな仕上がり。
写真だと分かりづらいけど鳥の形を模してある。インドネシアの国章はガルダ(炎と熱の神鳥)

これがガルダさん。上に乗ってる人はヴィシュヌ神。ガルダは仏教では迦楼羅天ですね。
ヴィシュヌさんはブラフマーとともに破壊神シヴァの別人格とされる。@ヒンドゥー教。

・・・などなど、ガイドさんに色々教えてもらいました。
シヴァとブラフマーとヴィシュヌとは三位一体なんだそうです。トリ・ムーティというらしい。
それぞれ破壊と創造と守護の神。創造の神の奥さんは知識の女神サラスヴァティ(現地の発音ではサラサーティって聞こえる・・・)、創造は知識があってはじめて成る。へええ!

ガイドさんは最初のうち免税店のシャトルバスの乗り方とか懇切丁寧に説明してくれたんですが、買い物にまったく興味のない私は完全スルー。で、宗教の話になってから喰い付く私。
ガイドさん、免税店はあきらめて神話の話をしてくれました。オカネナンテナイヨー

あれこれ質問しまくったら「あなたは歴史の学生か?」と聞かれてしまった。これだけ突っ込まれたのは世界史の先生以来だよ、だってさ。だって神話面白いよ。「3×3EYES」の記憶を引っ張り出して聞いてた(結局ヲタク)。面白かった。
つづく。