それでは明日、SCCにて!2015/05/02

明日のSCCは東6・よ-9b VITAL*SONGS にてお待ちしております!
あと、新刊の取り扱いK-Booksさんでも開始されました >>> こちら
イベントは今回新しいポスター描いてないので、以前のどれかを使い回ししています。

▼ 266夜 ウソ予想

私の中でアリババ王に対する想いはやっぱりひたすらマギコンビ目線なんだけど、最近の展開はとっても気になる・・・なんというか、これほど無邪気に次回が楽しみなのは久しぶり。

アリババの、底抜けの優しさに私は期待しているの。ジュダルの闇を照らしてあげてよ。
「チビがお前を選んだ理由がちょっとだけ分かった気がするな」って、言わせてみせて。

▼旅は道連れ

ニョロニョロって雷を食べているんだって。あの背景とハニババくん見てたら、ここはムーミン谷かな?と思えてきた。ファンタジーな異世界道中を楽しみにしています!無邪気に!

原稿ないときは一応ちょっとずつラクガキはしている。同人誌一冊出すたびに、ああ私って画力ないなあ基本ないなあと打ちのめされてしまうのね。デッサンと速度強化を目標。極力デジタル機器には触れていたくないので(不眠が悪化する)アナログクオリティでごめん・・・

原稿終わって気が抜けてしまってボーッとしてたら大阪の足を確保するのを忘れてました。
あと既刊の搬入は忘れずにしたけど、明日がイベントだという事実にさっき気付きました。
あれ?明後日じゃなかったっけ??わたししっかり!
たぶん、忘れていることを忘れている事実が他にもたくさんあるような気がする・・・

連休中にちょっとずつ描こう2015/05/02

なんだか最近やけにPXIVで英語のメッセージが増えて来て対処に困っている。
tumblrとか結局なんだったのかよく分からん。SNSのひとつ、という認識であってるんだろうか。
海外の方に見てもらえるのは本当に嬉しいんですけどね・・・

▼どこに誰がいるかたぶん分からないだろうけどコミックス派の方はクリック非推奨

連休中とくに予定も無いのでべりありゅさんでも描きたいと思います。のんびりと。

描き手の方は皆そうだと思うけど、2、3回描けばたいてい構造を把握して資料見ずに描けるようになるものだけど、この方だけは描ける気がしない。勝てる気がしない。
どうしてジュダルが彼を選んだのかこの姿を見てると納得しそうになるよね・・・

これまでわたし、ヴィジュアル的に好きなのは誰か、と聞かれたら(マギコンビは別として)
魔装アリババとフォカロル覇王が僅差でいい勝負でしたけど、今はこの方が別格で好き。
この圧倒的な色気とマニエリズム的雰囲気というか・・・もう堪らない。

SCC有難うございました!2015/05/04

昨日のSCCお立ち寄りくださった皆様、お相手くださいました方々ありがとうございました!
わたしは数日前からSCC直前と言う実感がなくて、当日朝の電車の空き具合に「今日じゃなかったっけ?」と不安になって、終わった今もSCCだった実感がありません。
マギサークルも少なくなったねえ・・・わたしはしぶといので当分いるけどね・・・

HARUがぷち効果で結構忙しかったのに比べて割とまったりしていたので、おかげでゆっくり友人知人とお話できたり、久しぶりに買い物も存分にできて、それはそれでいい一日でした!
2年ぶりに会ったYさんがやっとマギに堕ちてくれたと思ったら炎ババだった。そっちかよ!
某仇敵カップリング時代からのお付き合いなのですが、かすりもしねえな・・・ねじれの位置だな・・・言われてみれば確かに炎ババも仇敵関係なのだった・・・その発想はなかった。

新刊は初めてこういう仕様に挑戦してみたのですが、実物見るまで不安で仕方なかったよ。
ミニサイズで模型?作ったりして。一冊見た限りでは乱丁もなかったのでホッとしてます。
NさんAさん方の4P新刊と被ったのは当日まで知らなかった(笑)!
内容的には若干こころ残りもあるので、次こそは長編シリアスで物語性重視なマギコンビを描きたいと・・・思いま・・・思・・・思うのですが本誌がアレすぎて手が出せない・・・
迷宮はもし勇気が出たらハニババ×ジュダルで頭の悪そうな突発本を出す確立は低い。

あとこんなわたしに差し入れくださった方々有難うございます。いつももらってばかりでごめんなさい・・・イベント前は自分のことで精一杯・・・というか割といつもいっぱいいっぱいだけど。

▼これはHARUで頂いた差し入れ?おみやげ?なんだけど~!あまりに素敵なので自慢
よくインテリアショップとかで売ってるような、本の形をしたボックスを開いてみると・・・

中身は古今東西の紅茶でいっぱい!紅茶アレンジのレシピ本付き!紅茶好きにはたまらない

ブック型ボックス買おうと思っていたけど買う必要なくなった!

イベントで頂いた差し入れは原稿中にいただくと決めている。ので、皆様からいただいた差し入れは次の原稿の糧になります!ありがとうございました!

別離の儀式 ~独りマギ弁論大会!2015/05/04

▼ SCC前日というか当日未明にココまで描いた。 ※本誌バレ
久しぶりにじっくり厚塗りで描いてみようかと思うの。脳内のイメージではそうなの。

厚塗りといえば、わたしはやっと最近カラー原稿の描き方が分かって来た(今ごろか)!
これまでわたしはカラーとモノクロは別物と思ってたのだけど(そのためカラーイラストのときは極端に線画が細くて色に負けることが多かった)、モノクロ+色+加工に変更してからだいぶ落ち着いた気がする。「道連れ~」で試して、同じ手法を東西王マギのポストカードでおさらいして、今回の新刊表紙で確信した。アニメ塗りとグリザイユ技法を中途半端に折衷した感じ。

モノトーンで絵を描くと言うことがどうしても出来なかった私ですが(絶対に途中で心が折れる)、適度にベタを入れつつしっかりモノクロで描き、ある程度色塗りしてからスクリーンor発光レイヤでベタの色/テクスチャ調整を行う、という段階を踏む。そうすることで画面にメリハリが生まれて引き締まるし、最初からグリザイユを目指すより格段にやりやすい。
絵を描かれない方には???っていう話でごめんなさいね。自分用メモだから。

ここ2冊分の原稿を描きながら、ジュダルと覇王について考えていたことをつらつらと。
久しぶりに凪さんの独りマギ弁論大会始まるよ!

※本誌未収録バレはありません(・・・のつもりでしたが、一部伏せます)


さて!皆様はもうジュダルが悪龍さんのマギになったことをご納得済みでしょうか?
いいえ、私はまだです!むしろ私の想像以上に周囲の方々が納得し始めていることに戸惑いを隠せません。マギコンビの私でさえこうなのに、シンジュ派の方のご本心を伺いたい・・・

さかのぼってみる。
私が悪友コンビで最初に「あれっ?」と思ったのは、マグノ編ラストの「もうサヨナラは済ませたんだろ?」のくだり。ジュダルお前、そういう繊細で微妙な他人の心境を理解できる奴だっけ?
これは、ジュダル自身がすでに「さよならを済ませて来た」からと考えれば納得がいく。

12巻、覇王に対する宣戦布告。嘘と本音が曖昧な人だから、もちろん「味方になるより敵対する方が退屈しないだろ♪」という言葉通りであるわけがない。
「ずっとお前を追いつづけて来たけれど、もう諦めるから。ごめんな。そして、さよなら」

(この「ごめん」は何に対する謝罪?今まで付き纏ってごめん?お前を諦めてごめん?)

だとしたら。ジュダルにそう決心させたのはアラジンのソロモンの知恵なのだ。アラジンに見せられたトラウマの再現によって「生き方を変え」、覇王が煌国を訪れた時は既に「心境の変化」があって、「いつものようには絡まなく」なったのだ。回想でさらっと描かれていたから意識に残らなかっただけで、ジュダルはとうに9巻の時点で覇王への執着を失いつつあった。
そして悩んだ末の宣戦布告。あれは別離の儀式だったのだ。だからこその涙なのか。

つまり、ソロモンの知恵によってジュダルは自分の意志で堕転することを決めたのだ。それ以前に堕転していたとして、それはやっぱりアルサーメンが意図的に堕転させたのだろう。
アラジンに出逢うまでは、堕転した身で在りながら覇王に救いを求め、明るい方へ、正しい方へ、眩しい方へ、彼なりにまっとうに生きようと足掻いていたのだ。堕転しながらも堕転の流れに抗っていたのだとしたら。だから矛盾と混乱を抱えていたのだとしたら。そのために苦しんでいたのだとしたら。(わたし泣きそう)

アラジンはソロモンの知恵でジュダルの意志を目覚めさせ、ジュダルは白龍を堕転へと導いた。結果的にアラジンが白龍を堕転に導いたことになる。べりありゅさんが登場したとき、「第四の封印(アラジン)が解かれるとき、第四の騎士(悪龍)が現れる」を引き合いに出したけど、結局やっぱりこれって合ってたのかな、と思う。

・・・ジュダルはずっと堕転に逆らっていたのだ。そして覇王に救いを求めていたのだ。それは覇王が半分堕転していたからこそ、っていうのもあるかもしれないし、堕転を晴らすに相応しいほど眩しくて強い王だったからかもしれないし、単にすっげーかっけーからかもしれない。
だけど覇王はジュダルの手を取らなかった。救わなかった。救えなかった?救いたくても?

ジュダルの覇王に対する想いは「此処から助けて」だったとして
一方、白龍に対しては「一緒に堕ちよう」だったというわけ。ベクトルが真逆なわけ。
だから覇王に愛想を尽かして白龍に乗り換えたんじゃなく、堕転に逆らう生き方から自分の意志で堕転の道を歩むと決めた、て事だと信じてる。だからきっと、やっぱり一番愛しているのは覇王だよ。私は今もそう信じるよ。あとジュダル救うのはアラジンと信じてたのにお前ぇ・・・
・・・そっか。だから私、ジュダルを救うのはアリババかもしれないと思い始めていたんだな。
・・・そういうことか。

こんな風に考えると、今までずっと引っかかっていた覇王無視事件も、アラジンに対する吹っ切れた態度も、ベリアル内で見せた意外とまともに葛藤する心理も、なにより「お前を倒すためなら何にだってなってやる(覇王への思慕<アラジンへの執着)」も、私の中ですんなり収まりが着きそうな気がする。

「ユグドラシル」でも描いたように、堕転は本人が自ら望んで向かう先だと信じてる。
「正しいことに何の意味があるんだ?」という、前世ジュダルのセリフにすべてを込めました。
幸せと願いが一致するとは限らない。願いを失ったとき、やっと心に平穏が訪れるように。


そんな辺りを踏まえたうえで、異世界珍道中を楽しみに!楽しみに生きていきます!!!
ジュダル強く生きろ!そなたは美しい!ほんともう美しいから!!!大好きだバカー!!!

・・・もうちょっと。2015/05/06

▼256夜バレ

一年に一回くらい厚塗りしたいブームが来るけど、間違いなくいつも挫折して終わる。

▼の後、引き続き10時間くらいジュダルの幸せについて真剣に考えていたのですが、どこをどう迷走したのか覇王のマギになることがジュダルの幸せではない、という結論に至りました。
・・・あれっ?

それでは迷宮にて! + 虎の穴さんで既刊の取り寄せ販売中2015/05/09

明日の迷宮@大阪は、6号館I-1a、【VITAL*SONGS】です。よろしくお願いします!
お知らせの通り、虎の穴さんで既刊の取り寄せ販売をして頂いてます。 >こちら
あと数日?くらいの期間限定なので宜しければご利用下さい。以上営業でした。

あと肝心なこと忘れてましたが、HARU新刊の【道連れテンペスト】はイベント分完売しました
よって残りは書店さんのみです。大阪迷宮には持っていけないのでご希望の方は申し訳ありませんが書店さんでお求め下さい。も・・・もうちょっとだけ刷っておけば良かったと思うけど部数は100部単位でしか決められないのでこれ以上は無理なのでした・・・

で、今後大阪には行く機会がないかもしれないので、大阪が北上上限だよ!と言う方はこの機会にスケブお引き受けしますので宜しければお声かけてください。
わたし関西は完全アウェーなので迷子のキツネリスのごとく参加しておりますので、ナウシカのように構って下さると嬉しいです!いまなら悪龍さんネタの喰い付きが良いと思います。
東西王マギコンビなら割と何でも美味しく頂けるかと。あんまり地雷はないです、多分。

で、私は忘れてはいけないことを忘れていたことを思い出したので、大阪から戻ったらします!
Do'nt forget to forget ! 忘れたことを覚えていますか? あああ・・・

ジュダルの幸せに就いて。2015/05/12

▼ 迷宮@大阪お疲れ様でした+有難うございました+お世話になりました!

私は夜行で無事にたどり着いたことに安堵し、朝食をとった喫茶店にポスターを置き忘れてきた事実に会場でポスタースタンドを組み立てた瞬間に気付きまして、そのまま膝から崩れ落ちました。あまりのショックに取り乱し何人かの友人に泣きつきましたごめんなさい。
いやね・・・ポスターかさばるんですよ。それを大阪まで持ってったのに置き忘れるなんてさ。
一般の眼に触れるのも耐えられないしさ。

迷宮ではお声かけてくださった方、拙本お求め下さった方、差し入れやスケブなど有難うございました!今日はスケブ頑張るぞ!と全力で描いたのですが結局お持ち帰りにしてしまった方すみません・・・なるべく早く・・・お送りしたいと・・・思い ま  す(小声)
因みにリクエストに珍しくアラジンが2人もいました。アリババもいました↑まあ東西王マギなら誰が来てもおかしくないサークルですけど、べりありゅさんいつ来てもいいのよ!と練習して行ったのに悪龍さんのリクエストは皆無だった。悪龍さん顔だけなら一番描きやすいのに。

明日の本誌読んでしまったら言いそびれてしまうと思ったので、ここ数日考えていたジュダルの幸せに就いての私の思考をたどってみる。

> ジュダルの幸せは覇王のマギになることではない
という確信の端緒になったのは、実は自分の新刊を読み返したときでした。ジュダルのターンの最後のページ。例によって私は、自分がセリフを言わせているというよりキャラが動くに任せて描いているわけですが、ジュダルの最後のセリフはあのようにしかならなかった。
ジュダルお前、何かもっとポジティブな表現になるはずだろう!とツッコミながらもあのセリフにしかならなかったんです。で、自分の希望より直観に従ってしまう私としては、あの言葉。

結論としては・・・ジュダルは救われる側ではなく救う側に回るかもしれない、てことです。
今は・・・それ以上の言及はやめておきます。てか、いずれ描いちゃうと思う。

本誌のジュダルくん最近可愛いと評判ですが、あの人単に、今すごくイキイキしてるってことなんだと思うんだ。魔法が使えなくなって真っ青になってもイキイキしてるんだ。イキイキ生きてるから可愛く見えるんだと思うんだな。凪さん、好きなキャラを「可愛い」という属性で認識したことが滅多になくて、だから実は今もジュダル可愛いっていう認識はないんだけど、今のあの子は本当に人生楽しそうに幸せそうに生きていて、アラジンの堕転=不幸っていう定義を真っ向から否定してくれて、なんというかそのことがたまらなく嬉しいんだ。
自ら選んだ王の思想をちゃっかり体現してるところもたまらなく愛おしい。そのことに無自覚なのがまた素敵。ただまあ、どうも此の世とは言い切れなさそうな場所なので、まだ人生生きてる最中と言えるかどうか定かではありませんけど、細かいことは気にしない!

▼の続きで言えば、ジュダルが自らの意思で堕転したのはいつなのか特定するとなると、やっぱり白龍を手に入れた時だと思う。いやジュダルが入った方かもしれないが(どうでもいい)。
目にハイライトがあるかどうかは、かなり重要な要素だと思ってる。私自身「いつか~」で意識して描き分けましたけど、大高先生もきっと意識されていると信じてる。で、一番キラキラしているのがいつかって、そりゃあ白龍さんがめでたく?悪龍さん化した瞬間で、コイツ本当に嬉しそうだなと私しみじみ思ったのを覚えてる。
厳密に言えば、それ以前にハイライトが入っているコマもあれば、それ以後に入っていないコマもあるのですが、12巻時点では・・・迷っていたんだなあ・・・って・・・思うと泣けてくる・・・
改めて、覇王って酷え男だな・・・ジュダルの意図を、真意を、分かっていたろうに。此処で手放せば二度と手に入らないと疑わなかったのかい?それとも戻って来るとの傲慢かい?

 舞い上がり、揺れ堕ちる 戻れなくても、もういいの。
昨日、職務の一環で「天城越え」を歌いまして(詳しくは聞かないで・笑)、歌詞の一部が本当に「堕ちる」だったので歌いながら吹きそうになりました。天城越えはジュダルイメソンで良いと思います。嘘でも抱かれりゃ温かいとか、覇王最低だな!


私はつねづね、自分は感覚派なのか論理派なのかずっと悩んでいましたが、最近の朝日新聞読んで両方という結論に至りました。発想は感覚だけど理由は思考。直観だけで描きたくないけど理屈ばかりにもしたくない。第一私が何より信頼しているのは私自身の感覚なんです。論理は後から着いて来るのよ・・・
脳科学的には、人は好悪の判断を理屈抜きにしているそうです。先に判断してから後付けで理屈をこねているのだそう。だから私は、他人から否定されたり拒否されたりしたとき、本人の述べる理由を鵜呑みにはしない。本人にも真意は分かっていないかもしれないからね。

素敵!大好き!という理屈抜きの感覚を、私は何より大切にしているつもり。ただ理屈抜きの感覚でも伝えるためにはなるべく理由を明確にしたいと、強く望んでいるのは確か。理屈っぽいと思われるのは不本意だし理屈だけで物語など描けないので、それだけは言っておきたくて。

その延長で言えば「道連れ~」は、まだ理屈が追い付かないうちに感覚だけで描いた本です。理屈で修飾されていない分、世に出すのはちょっと怖かったんですけどね。勢いも大事・・・

個別のお返事やご連絡などは後日改めて!ひとまず私は明日を楽しみに生きる!