性欲が旺盛なアラジンと恋愛の機微に疎いジュダル2015/07/04

・・・どうしてくれよう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

26巻の特典ペーパーだけは絶対見逃せないと思って、ちょっと今回ばかりはもう予約すべきなんじゃないかとうろたえていて、この一行だけでも打ちミスするほどです。

アリババは炎じゃないんだ。意外だな。そっかだからガツガツしてないんだな。
個人的には光だと萌えるけどな。ウチのアラジンにとってアリババはひかりなんです。
あまねくあたたかくやさしいひかり。
僕が君に火を灯す。君はその灯で世界を照らす、みたいなね。

ジュダルは何のオタクなの。魔法オタク?マギオタク?覇王オタク?・・・んん?
これは・・・誰かから想いを寄せられているのに気付かないフラグと読んでいいのでしょうか。
でもヤツに想いを寄せてくれている人の心当たりがありません。
陛下は自分のことでいっぱいいっぱいだし。老将二人を捨て駒にするあたり、ジュダルをどこまで大切にしてくれるのかに就いては少し疑問でもある。
これで実は覇王が一番ジュダルを愛していたとかだったら一周まわって落ち着きます。

原稿の下描きがようやく終えたので少し余裕かましているところです。
個人的には本誌の仔鹿のやうな陛下にも心乱れるところです。

言葉の及ばないものも言葉によって初めて知られる2015/07/05

▼原稿中はめったに新聞も読まないダメ社会人ですが、この記事を見て救われました。

▲汚れてたり破れてたりするのは凪家のクオリティです・・・すいませ・・・
そんなつもりはなかったけど、改めて見たらマギコンビだね!そんなつもりはなかっ(略)

うん、あんまり泣きごと言わないようにしてたけど、実はまだ先月の一件引きずってて、それまでも似たようなことはあって、そのたび立ち止まってしまうのだけど、やっぱり一周しちゃう。

たぶん私のことが苦手な人は、その理由の一端は、この言葉にしすぎるタチだと思うんだ。
言葉で分析されることを恐れる人や、そもそも明確な言葉にすること自体を作為や攻撃と受け取る人。ご本人がどこまで自覚しているかは謎だけど、そういう人は私のこと駄目みたい。

描き手である友人に「凪さんは詩的な部分も言葉にし過ぎる」と言われたことがある。
その指摘はたぶん正しい。私は漫画描きのくせに言葉にし過ぎる。後書きの長さとか(笑)
言葉にしなければ余計な摩擦や誤解を減らせるのは分かってる。分かってても書いちゃうの。だってそれも含めた表現だから。私だって誤解は怖いから私なりに制約は決めているけど。

で、あんなことがある度に、私はやっぱりもっと黙るべきかと立ち止まってしまうわけです。
でもやっぱり一周しちゃうわけです。言葉がなければ対立も生まれないけど、他者と自分を分けることも出来ない。分からないまま一緒にいるより、自他を区別した上で折り合いたいの。
そして、言葉によって救われることも確実にある。私は言葉の力を信じる。

言葉に出来るものは言葉に、ならないものはそのままに、表現できる人間になりたい。

それから!
この一件で私だいぶ防衛的になっていたけど、ちょっとセルフ・フォローもしていいかな?

凪は気難しくて好き嫌いの激しい人間と思われているかもですが、実は逆です
言葉が明確だから好き嫌いも激しいと誤解されやすくて、たまに自分でも勘違いしちゃうけど。
凪自身に対する好き嫌いがすごく分かれる描き手(友人評)というだけで、私個人は関心を寄せて下さる方を嫌ったり不愉快に思うことはまずないから大丈夫。それに、リアル凪を知る人はたいてい私を「意外と面白い」とか「意外とお茶目」と言ってくれる。それも本当の私なの。

だから私と信じるものや生き方が違う方でも、ひるまず構って下されば嬉しい。私は嬉しい。
ただ私も人間だから苦手なタイプはいて、思いつく限りでは「自分の感情に無自覚で、その責任を自分で負おうとしない人」は公私ともに良いお付き合いは出来ないみたい。

このコラムのお陰でだいぶ胸の靄が晴れた。私にとって、きっと今年一番の名言になる。
ハイ!原稿に戻る!パンパンッ(柏手)

今度は何をしでかしたかと。2015/07/09

▼別に今回、如何わしいシーンはないんですが。如何わしいですね・・・この陛下・・・
わたし、ベッドシーンはないのにえろい漫画、というのが好きです(どうでもいい)

BSの、「急展開お見逃しなく!!」の予告を見て
まーた陛下、今度は何しでかしちゃう?誰の首を・・・いや唇を奪っちゃう?と思ってました。
意外と想定内の急展開でした。
だいたいマギが急展開するときって陛下が人生を生き急いでるだけなんだよね。
そんなとこも好きなんだけど。

で、こんな陛下を描きながら「炎兄が白龍を倒さなくてはならない理由ってなに?」というマギ7不思議について考えておりました。炎兄って雄兄のこと敬愛してたっぽいし、その末弟に対するにはあまりに無情だよなあ・・・

ってところまで考えて、他ならぬ雄兄の遺言だったらどうしよう・・・と思いつきました。
「紅炎、俺たちに何かあったときは・・・きっと白龍がすべてを背負うことになるだろう。
だがもし・・・あの子が憎しみゆえに道を違えることがあったなら、その時は紅炎お前が・・・」

すいません!

最近、記事を書くだけ書いて公開設定にせず、そのまま忘れちゃうことが多くて(深夜に書くと後悔することが多いので、いったん寝かすんです。先月の件があったし慎重になってる)。
何を言って何を言ってないかが分からなくなっちゃったよ・・・マイノリティの話はしたっけ?