VITAL*SONGS　BLOG

▼年の瀬です。原稿も大詰めです。今回は割とヨユー。
過去最悪のどシュラバは、マギでは「ユグドラシル」、鋼では「骸」だった。どっちも痩せた。

教えてもらったこちらのブログが、面白いのと共感しきりなのとで読みふけってしまった。

http://hirosehiro.com/
お時間ない方は、先ずはこの著者の言う赤味噌問題だけでもご一読願いたい。
私も昨日、まさにそんな目に遭ってきた。
婚活ブログなのだけど、この人の言葉は説得力と応用性が高くてどうとも置き換えて読めると思う。私はこの方ほど頭良くないし気配りできないけど、「計算できるのに打算が出来ない」っぽい性格は他人事には思えなかった。

聞いてくれます？（はいはいどうぞ）
身バレを防ぎつつ話の核心は変えずに説明するのって難しいので、どこまで伝わるか不安だけど。えーと、私は先日、社内のとあるリサーチに＜評価者＞という立場で協力しました。
私にとっては完全に業務外の仕事で、完全に善意の協力なのです。で、リサーチの結果に依頼者の期待どおりの結果が出なかった。ちなみに、その程度のやり方で結果が出るなどと期待する方が無理、というのが研究論文を２～３書いたことのある人なら分かるレベル。

で、怒りの矛先が私に向きました。「何でこの評価なの？根拠は？！今日中に再提出して！」
・・・おいおい私は善意の協力をしたのであって、今日も普段の仕事があって、一週間も前のことなど今更聞かれても忘れてるよ。　と、ツッコミどころ満載。感謝こそされ、怒られる立場では全くない。そこを落ち着いて諭せるような気配でもない。

良い評価をすれば期待通りの結果が出て彼女たちは喜ぶし、すべて丸く収まる、ってことは当然私にも分かってました。でも私が評価者として選ばれたのは、職業倫理上、判断と良心に嘘はつけないからであって、第三者として客観的な評価をするにふさわしい人間だからです。

良心に背いて彼女たちの期待通りの評価を出せば、コトは簡単なのね。
怒りを向けられることも余計な摩擦を起こすこともないし、感謝され仕事もやりやすくなる。
でも。私はどうしても自分の直観や感受性や良心に嘘がつけない。そこに蓋をしたままでいると、苦しくて嫌になって気持ち悪くて辛くて・・・つまり、生きてる意味が分からなくなる。
だから自分の首を絞めると分かっていながら正直に生きてしまう。

でもきっと、そこを割り切って打算で動ける人間ならば、生きていくのは楽なんだろう。
そういう人間が羨ましくもある一方、なりたいとは思わない。思えない。
（こういう注意書きはしたくないけど、別にどっちの生き方が正しいって話じゃないよ）

先日会った友人にも言われた一言。
「凪さんは私よりずっと他人の心を読めるくせに、なぜ相手によって対応を変えないの？」
（そうすればトラブルも回避できるのに、という文脈でね）
そのときはとっさに「なんか卑怯っぽい気がして嫌だから」と答えたんだけど、今思うと打算ぽくて嫌だから、だ。どうすれば無難に済むかは分かっているのよ。でも出来ない。

私は利他的な人間じゃないし、そんなアピールをするつもりもない。むしろ私は利己的だもの。
いざって時に直感に蓋して打算的になれる方法ってないかな・・・教えてアリババくん！
いや彼は直感に従った結果、打算も出来るんだよなあ。そうだよなあ。