グレゴリオ聖歌2017/12/05

これ

に行ってきました。ええもう全力でセルフメディケーションに努めている。

場所は久しぶりの渋谷bunkamura。ここの美術館が好きで以前はよく行っていた。
脱稿明けのエッシャー展もここでした。広すぎず狭すぎず全部見ても疲れず、ここの企画展が大好きだったのですが、何年か前からか趣味に合わない企画が増えてきて足が遠のいていました。ヤン・リーピンの孔雀が最後かな。


ここのカフェがいかにも都会的でおしゃれ。お値段も都会的。


前からグレゴリオ聖歌には興味があって、たしか不眠に苦しんでいた時期にCDを買ったんですよね。結果、日本語でも英語でもない歌詞が(ラテン語です)原稿中には最適と知って、すっかり原稿BGMになってしまったんですけどね。

で、声明ってのは要はお経でして、たしかにグレゴリオ聖歌とよく似てるんだなー。現代音楽の基準でいうような一定のリズムがなく、日本語でも英語でもなく(サンスクリット語です、たぶん)独特の抑揚がある歌い方はそっくりで、ただし声明の方はなぜか眠い。猛烈に眠い。お経だからか!?説教だからか!?

そのふたつの宗教音楽のコラボレーションということで楽しみにしていたんだけど、かなりすごく良い席だったのに隣の人のマナーが悪くて私はまっっったく集中できなかった。高い席を買ったときに限ってこういうことがよくある。家でCD聴いてる方がマシだったかもー。肝心のコラボレーションはコラボってるのかバラバラなのか私には判断しかねた。


さて。
以下、大事には至らなそうなので、ここに知ろしめす。B級ドラマ人生記です。
今年の初めごろ自分に課した、「私が心すべきことは自分を見失わないこと、人生に失望しないこと、自暴自棄にならないこと」が今こそ試された一日でした。
今月はこれからそんなことが目白押しに続く予定なのです。

まず、私はいま不当解雇の撤回を求めて裁判を起こしているわけですが、正確には裁判ではなく「申し立て」。ハイ申し立て。報道なんかでたまに聞く用語ですね。いきなり裁判起こしても良かったんですが、先方の出方を伺おうという狙いで、まず予備裁判みたいのを起こそうというわけです。この辺、私もよく分かってないのでまだ勉強中。

で、その矢先に先方が私を刑事告訴しました。ハイ刑事告訴。あれ?刑事告発だったかな。ごめんこの辺、私もよく分かってな(以下略)。私の起こした裁判は民事、刑事告訴は刑事。だから刑事の方が重い?わけです。私もよく分かって以下略。

そもそも先方が私を解雇するには書類上の理由が必要なわけで、その口実にされたのが通勤経路でした。私は職場に届け出た経路とは違う手段で通勤することがあって、その交通費の差額を詐欺だとして解雇理由にされたんですよ。因みに実際に使っていた経路の方が金額的には高いんですけどね。それでも書類上は詐欺になり、刑事告訴も可能なわけです。

で、刑事告訴を取り下げて欲しければ今すぐ辞職しろと脅迫されたのを突っぱねて、今このような事態に陥ってるわけですが、このときの私の勇気を誰か褒めて。

で、今頃になって刑事さんから連絡があり、詐欺の容疑で事情聴取を行うから来て下さい、てなことになりまして。先方は何度も刑事告訴すると脅しつつ一年もしなかったので、てっきり告訴告訴サギかと思って油断していたらほんとに告訴されたので、刑事さんから電話があった時はビビリましたよね。さすがにね。たぶん裁判の妨害かなと思うのですが真実は不明。

で、その事情聴取、正確にはワタクシ刑事事件の容疑者なので「取り調べ」ですが、それが今日行われました。行って分かったんですが、事情聴取って何度も行うものらしくて当分は裁判所と並行して私は警察にも通わないといけない。
クッソめんどくせー!

流石に弱気になって弁護士さんに相談したら、「オマワリさんもこんなことで起訴にはしないから気軽に行っといで」と送り出されました。気軽に行っとけるか!!!事情聴取の日取りが決まってから色々悪い想像をしちゃうわけですよ。冤罪とか世の中にはいっぱいあるし、そもそも一連の件で私は信じられないような事態に何度も遭遇して来たので、今回も何か起きたらどうしようと眠れぬ夜を過ごして・・・いやそれが割と眠れてるんだけど、不思議と。

で、行って来ましたよ取り調べ。ウチのお風呂ぐらいのせまーい部屋で、マジックミラーがあって(これがウワサの!)、私は部屋の奥に座るよう指示される。ちなみにこのスタイルは弁護士事務所でも同じ。弁護士さんの場合は何かあってもすぐ自分が逃げられるように。警察の場合は何かあってもすぐ相手が逃げられないように。

で、ゆうに2時間は取り調べられましたよね。その間わたしが一番気になったことと言えば自分の身の上ではなくて、刑事さんの背後の廊下を手錠を掛けられて行ったり来たりしている人の存在。えー?手錠だよ!掛けられちゃってるよ!!私こんなのハードロックカフェでしか見たことないよ!!!まかり間違って自分が手錠かけられちゃった姿とか想像すると笑えないよ!

取り調べ室は細い廊下に並んでいて、その廊下の入り口で通信機器は預ける決まり。だから外部と連絡を取ることは出来ない。で、私はもっと刃物とか危険物とかのチェックもされると思ってたけど身体検査はなかった。国内線の搭乗手続きだってもう少し厳しいと思うんだけど大丈夫か?いや腕に覚えのある人たちだから大丈夫なのか。

で実際の取り調べだけど、私が去年の年末に自分の職場で受けた魔女裁判(過去記事参照)より遥かに和やかな空気だった。部屋のドアは開けっ放しだし(閉じ込められた感は薄い)、そのせいでハードロックカフェで私は逆に不安になったけどね!
私の詐欺容疑について本気で追及しようというよりは、なぜこんな事態になったのか刑事さんは興味があったよう。フツー何年も勤めた人を交通費の詐欺で告訴したりしないから(当たり前だ)ウラに何かあると思った、と。

張り切って語りましたよね!長年にわたる上司のパワハラと私の反撃の歴史を物語りましたよね!え、それ語っちゃっていいの?聞いてくれるの?ってビックリしたので
「長い話になりますけど、ほんとにいいですか?」と念押してから始めたよ(笑)
このパワハラ上司は職務上、警察とも顔合わせる機会は多いので、もし復職できたら楽しみがひとつ増えるというわけ。
「刑事さんから色々聞かれましたので、ありのままお話ししました❤️」ってね!
こういうところが私のダメなところ。分かってるってば。

それで裁判の方、正確には審尋というらしいんだけど、が、再来週にある。
想像していたより遅れに遅れたので、始まる前から裁判てこんなに時間かかるもの!?とずーっとイライラしてたんだけど、私のケースは重大だと判断されて裁判官三人体制のちょっと特別な形式で行われることになった、らしい。この場合、重大なってのは私にとっては有利という意味。法人のやり方が悪質だと疑われているという意味。
ああ、悪質なんだとも!!!

ただ、裁判はどう転ぶか実際やってみないと分からないって弁護士さんは口を揃えて言うし、慎重な人種だから軽はずみに気休めは言ってくれない。これまでも先方はまさかと思うような証拠隠滅や証拠偽造や人事異動(私の解雇に関わりのある4人が辞職や転勤になっている)が繰り返されて来たので、私自身に後ろめたいことなど何もなくても不安は尽きない。

私はいま組織の汚さを嫌というほど目の当たりにしている。それでもまだ人生に失望していないのは何故なのか自分でもよく分からない。分からないからある日フッと折れそうで怖い。自分を支えているものが何なのか分からない。リーガル・ハイ?

ちなみに事情聴取では陳情?心情?なんだかよく分からないけど、つまり事件と直接関係ないこともあれこれ聞かれて、私は別に聞かれて困ることはないけど苦痛に感じる人は多いかな。「そんなことまで聞くんですか!?」と思わず聞き返した項目として、

学歴職歴、資産、借金、警察にお世話になった歴、両親の仕事、婚歴、現在交際している歴、交友関係、あとオマワリさんが「聞きにくいけど」と断ったのが「趣味」。

「趣味ですか?絵とかマンガとかですね。最近ステンドグラス始めました。」
「絵って、描く方ですか?」
「ええ、描く方ですね。」

つい最近もおんなじ会話どっかでした気がするー!

残酷な記憶2017/12/05

▼ 最近よく行くお気に入りのカフェ。内装も良いが味も良い。お値段も良い。
ここのカフェ・フロートが好きでいつも頼んでいるんだけど、一度だけ氷少なめで頼んだら次に行ったときも覚えてくれてた。こういう行きつけ感たまらない。


ワタクシ語りがしばらく続くと思いますがごめんなさいね。いま書かないと忘れちゃうこともあるような気がしてね。

昨日の事情聴取、一度だけ刑事さんが眼光鋭く追求してきた質問がありまして。私がちょっと矛盾すること言ったからだけど本当に些細な点なので、そういうとこに気付いて突っ込んでくるのはさすがプロだなあ。

私が矛盾したことを言ったのは、その点について記憶が少し混乱しているからで、当然ながら嘘を言おうと思ったわけではないんだけど、刑事さんとしてはその可能性は見過ごせないんでしょうね。その時だけは顔色が一変して怖かったですよ。飄々とした雰囲気の枯れたおじさんなのに、一瞬でナイフのような目つきになるの。プロですな。

「え?だってさっきは◯★△って言ったじゃないですか!おかしいですよね!?」と迫る刑事さんに、私は気圧されつつも冷静に、
「記憶って思い出すたびにちょっと変わっていくじゃないですか。その件については何度もあちこちで聞かれているので私も少し混乱してるんです。」
とキッパリ言い返したらそれ以上は追求して来なかった。良い子は、あ…いや悪い子は真似しないで下さいね。私は本当のことを言っただけなので。

私は学生時代、目撃者証言の信頼性に関する他大学の実験に協力したことがあって、その時は研究の目的を教えてもらえなかったんだけど、今調べてみたところたぶん誤導情報効果の実験だったんだと思う。思い出す時に与えられた情報によって記憶が変更されるという性質ね。悪意や作為がなくても記憶というのは歪む性質がある。

私は記憶の不確かさをよく知っている。都合よく消されたり捏造されたりセピア色に染まったりする。それは人間が生きていく上で必要なメカニズムなんだと思う。で、どうも個人的な経験から記憶の修正(というか改竄)は思い出す瞬間に行われるような気がする。従って思い出す回数が多いほど歪みの程度も高くなる。私にされた質問は何度も思い出している内容なので自分でもだんだん自信がなくなってくる。

私はそれを自覚していたのでキッパリ言い返せたんだけど、あの時しどろもどろになって変な言い訳なんかしたらドロ沼になっていたかも知れないからゾッとする。私の冷静な態度を見て刑事さんがどう思ったかは分からないけど、最後に気休めを言ってくれたので喜んでいたら、弁護士さんからたった今、
「一般論として、おまわりさんの言うことにはとらわれないで下さい、取り急ぎ。」
って言う一行メールが来てて、ほんと気休めにならない・・・
(弁護士さんは検事と区別するためか、刑事さんのことはオマワリさんて呼ぶよ!)


記憶の改竄てね、とても個人的には善良な人の方がタチが悪いと思う。
身近に自他共に認める優し〜い人がいるのですよ。言葉が通じない異国の子供ともすぐに打ち解けて、動物には分け隔てなく優しくて、絵画と音楽と陶芸を愛で、要介護5の母親を献身的に介護している、自他共に認める優し〜い人なんで、私も当然好きだったんだけどね。

一度だけ、耳を疑うようなことを言われたことがある。私はまず聞き間違いだと思ったけど、そうではない。その人は「ホンの冗談」て顔してニコニコ笑ってるんだけど、内容は死んだばかりの私の愛犬のことだったので、冗談でも言っていいことじゃない。私はショックと悲しいのとで涙が止められなくて、慌てて部屋を出て行った。私が泣いていたのはその場にいた全員が知っている。彼女は引き止める言葉も謝罪もなかった。

そのことが赦せなくて数年その人と距離を置いていたのだけど、最近になってその件に触れるチャンスがあった。彼女はそのエピソード自体が記憶になかった。それだけでもショックなのに、「それは多分こういう意味で言ったのよ」と自分の言葉を改竄した。絶対そうじゃなかったと否定したら、私の誤解か聞き間違いだと主張した。このショックがお分かり頂けるだろうか。

これほど鮮やかな改竄ではないにしろ、自分のことを優しいとか愛情深いとか平凡だけど人が良いとか自認する人ほど、この手の記憶の改竄や消去をするのを私は何度も目の当たりにして来た。ただ私の周囲は基本的に善良な人たちなので、悪人がそうではないという保証はどこにもない。たんに善良な人ほど赦せないだけかもしれない。悪人には最初から期待しないじゃない?

彼女は言葉が通じない異国の子供ともすぐに打ち解けて、動物には分け隔てなく優しくて、絵画と音楽と陶芸を愛で、要介護5の母親を献身的に介護している、自他共に認める優しい人です。私はこの事件以来、優しい人の残酷さを忘れない。

あと、もう少しという焦燥感2017/12/10

最近、島松よりパズ松にハマっている。現在コラボイベント中のためステージ229でストップ。

推し松がどちらも一松なのは別に一松×一松が好きというわけでもナースコスプレ一松が性癖に刺さったというわけでもなく、単にこの組み合わせがクリアしやすいってだけです。私が狙っているのは堕天使?一松ですが、もう10連ガチャを3回引いて玉砕している。

相変わらず課金しない初心を貫徹してますが(六つ子を養う気がない)、うっかり課金したくなる絶妙な難易度設定はさすが。で、このゲームをやりながら何年か前に読んだケリー女史の本をまざまざと思い出した。あーこういうことー。

心理学史上最も有名な実験の一つ、ラットの脳に電極を刺して快感回路を見つけた話。電極を刺されたラットは快感を求めて餓死するまでレバーを押し続けた。でも実は、彼らが感じていたのは快感ではなく、焦燥に違い「期待」であったと言うことが後に分かる。私がその昔この実験の話を読んだ時はまだ「快感」となっていたので、これは比較的新しい発見なんだろう。

あと少しで手に入りそうとか、あと少しで面白いものが見れるという期待が、その行動をやめられない動機付けになる。さして面白くもないのにネットをウロウロしてて気付いたら半日経ってたとか、惰性でTwitterの更新ボタンを押し続けてしまうとか、思い当たる人は多いんではなかろうか。ちなみに私はそれが怖いので原稿中はネットに繋がない。

ラットは餓死するまでレバーを押し続けたんだから、快感以上に報酬への期待がいかに抗い難いかが分かる。んで、ゲーム。

ゲームの中で課金されるのって報酬そのものではなく、報酬を得るために必要なチケットなんだよね。最近のソーシャルゲームご存じない方のためにご説明いたしますと、レアアイテムを手に入れるためには何度もガチャ(クジ引きみたいなもの)を引かなきゃいけない。ガチャを引くためには松の場合だとジュエルを貯めなきゃいけない。この場合、課金対象はジュエル。レアアイテムそのものはいくら課金しても手に入らない。そして多分、ゲームへの依存性を高めるにはこれが正しいやり方。

あともう一回ガチャを引けばアイテムが手に入るかもしれないという期待のもと、ジュエルに課金する仕組み。早い話がギャンブルなんですが、ゲーム自体に依存性があるのにギャンブル性をプラスされたら依存しないでいる方が難しい。そして今日も課金せずに抗い続ける私。負けない(笑)

ところでデータでは、人間は確実なものより不確実なものに対してより魅力を感じるそうです。小さくても確実に報酬が得られるよりも、大きな報酬がたまに得られる方が人気を集める。早い話がギャンブルですが、私これだけは理解できない。人生で一度も、宝くじも福袋もパチンコも競馬も行ったことがない女です。クジ運のなさには自信がある。だからクジ形式のものに強制参加させられるのがすごく嫌なのよね。金出すからフツーに売れや!

乙 第七号証2017/12/11

はーっ・・・どうしてこう法律関係の用語ってわかりづらいんでしょうかね。
「(1)の(ウ)については不知、同(オ)についてはこれを否認」とかって。

弁護士さんから送られてきた資料に目を通して、間違いがないか確認して返事をすることになっているんですが、まず日本語が理解できなくて進まない。もっと柔らかめに書くことはできないものか。

「これは知りませーん、これ違いまーす」じゃダメなのか!ワザとか?ワザと難しく書いているのか?
以前コナンで、弁護士さんは書類を書くときカンマ「,」を使うってのを謎解きのヒントにした事件があったのですが、これはほんとだったよ!「,」と「。」を併用している。なんかすごく変な感じ。漢字カタカナ混じり文みたいな。

裁判が近づいてるので当たり前かもしれないけれどちょっとナーバスになっている。
なんか大ゴトになっちゃったなぁという感じ。でも最初から大ゴトにしたかったわけではなくて、私はちゃんと団体交渉とか波風立てない手順を踏んで来た。それをことごとくはねのけて大ゴトにしちゃったのは法人の方なんだけどね。

裁判資料を読んでいると腹が立つほどあけすけな嘘とか書いてあって、上司や同僚に虚偽の証言を言わせたり、ありもしないことを平然と書き立てている。録音データがないのをいいことに好き放題。あ、私は身の危険を感じてから職場で行われた面談の類いを全て録音していたのですよ。ところがそれを上司に抹消されたの。いつでもすぐに取り出せるようレコーダーを机に入れておいたのが間違いだった。勝手に私の机を開けて証拠隠滅された。私は正直そこまで悪質なことをするとは思ってなかった。この件で私は自分の甘さを思い知った。

裁判、といってもまだ裁判ではなくて申し立てだけど、をするまでに何度か取りやめるタイミングはあった。でも私はどうしても泣き寝入りするという決心が着かなかった。これは当事者だからこそ分かることだけど、こんなふうに辞職させられたのは私が最初ではない。証拠はないけど間違いない。それは刑事さんにも話した。そのことがどうしても許せない。労働者は雇用者の駒じゃない。気に入らないからといって切り捨てられてなるものか。そんなことが許されていいものか。

そうは言っても現実なんてこんなものよ、上の人間に嫌われたら社会で生きていくことなんてできないのよ、と思っている人がいるならその人は既に人生に失望している。そういう社会の流れに加担している。
私はね、この世は生きる価値があると思っていたいの。胸を張って生きていたいと本気で思うのよ。私は甘い人間だろうか。甘いんだろうね。甘くてけっこう。

話がちょっとそれるけど、一連の件で私はセクハラとパワハラについてもかなり真剣に考えてきたんだけど、私の考えでは基本的にあらゆるハラスメントは全てパワハラ
立場上優位にある者が下位にある者に対して理不尽な、当人の不本意な要求をする。それが性的な内容であればセクハラ、妊娠している女性が相手ならマタハラ、お酒の席ならアルハラ。私の場合、女であるが故の理不尽な要求が多かったからジェンダーハラスメントといったところ。それらにとことん抗って来たから解雇という最も強力なパワハラに出た。

上の人間に嫌われたら社会で生きていけないと思っている人が多数派である限り、日本はこの先セクハラもマタハラもアルハラもパワハラも絶対になくならない。一部の人間は率先して好かれようと理不尽な要求も進んで呑むし平然と媚びる。たまたまかもしれないけど、その手の人間は私の周囲はゆるふわ女子に多かった。そういう一部の女子たちが自らの人権を自ら踏みにじっている現実に私はぞっとする。権力者に阿(おもね)ることで他人の人権まで危険にさらす。巻き込むのはやめてほしい(のちに私の解雇に巻き込まれて辞職したので自業自得なんだけど)。

私は一度上司から「俺らに好かれるよう努力しろ」と真面目な顔で言われたの。私はギリギリ「嫌われない努力なら致します」と答えた。そんな不当な要求を平然とするこの社会。もうすぐ平成も終わろうと言うのに、昭和初期なのは私の周りだけですか。

いじめと同じで、黙っていることは状況を肯定することになるのよ。黙っていたらなかったことにされてしまう。こんなに声を上げていても私は黙殺されているのに。
だから私は第三者の手に、専門家たちの判断の許に事態を委ねることにした。

どうかこの国が、まだ法治国家でありますように。
若干ナーバスなので論理の飛躍があったらゴメン。

義憤と私怨2017/12/12

▼今日はこの記事をもとに、引き続きちょっと真面目な話を書こうと思ったんですが。
(ちょっと汚いのは凪家のクオリティです)

 十四松のお姫様抱っこに持っていかれました。ちょ、えーっ?ええーっ?!
そこ兄弟間でお姫様抱っこするかな!?エルリック兄弟でもしないよ!!!

わたし十四松のこーいう優しい(?)とこ好きだなぁ。中の人が覇王と同じだなんていまだに信じられない。一期の最後らへん観てた頃は「あれ?いまジャーファルと覇王がいなかった?」とか思ってたけど。松ご存じない方のためにご説明しますと、長男と五男の中の人がジャーファルさんと覇王です。因みにワタクシ正直申しますと次男の声にはちょっとくらくらする。新品ブラザーズで名乗りをあげる時のカラ松の声がヤバイ。松ご存知ない方の(以下略)、兄弟でワチャワチャ喋ってるとき一人だけトーンが低いのが次男です。


話は再び裁判に戻る(この落差)。
上の記事を読んで私は昨日何を言いたかったのか少し整理できた気がする。
義憤というほど立派な理由ではなく、私怨というほど小さな(私怨が小さいこととは思わないが)理由でもなく、この著者と同じ想いが私にもあるから。

私は彼女ほど酷い目に遭ったわけでもこれほどの巨悪と戦っているわけでもないけれど、万が一負ければそれなりに犠牲を払うことになるのを覚悟で裁判沙汰に踏み切ったのは、彼女と同じ想いが根底にあるから。真実を貫くことができないならば、この仕事で生きていく資格はないという自身に対する矜持があるから。怒りも恨みもあるのは否定しないけど、なにより私は私の職務に対する誇りがある。仕事人として専門性に恥じない仕事をしてきた自負がある。
ここで遁げたら私はこれまで自分が信じて来たものを裏切るような気がする。だから。

この本読んでみたいけど、なにぶん犯罪内容がレイプなので躊躇っている。私のたぶん唯一の地雷なんだよな。酒鬼薔薇(少年A)の本は読めたのだが。

それにしても権力によってこうも警察の動きが変わるならば、やっぱり日本は法治国家とは言いがたい。あー・・・っ!!!

人権 とは2017/12/13

いま、ウチの島こんな感じ▼
おかげで極道用語に詳しくなってしまった。冬コミは極道パロが流行りそうだなぁ


松ゲームやっていると時々見せられる広告の中にクラシルっていうレシピ動画アプリがあって、これがかなりの飯テロなのね。中でもチーズ芋餅が気になって仕方なくて、とうとう深夜にじゃがいも蒸して作ってみたんだけど、ただのチーズコロッケになってしまった。おかしいな、レシピ通りなのだが。

<以下、再びB級ドラマ人生記q>
自分がこの立場になって分かったことだけど、これまでも私のように理不尽な解雇をされた人たちはいっぱいいて、でも私ほど抵抗した人もこれまでにいなかった。

以前もここに書いたように、身内の組合がアテにならないので私は弁護士の勧めに従い他の組合に加盟した。が、そのことで身内の組合を怒らせて嫌がらせを受けるという事態に陥った。味方であるべき人たちが敵に回る、この絶望的な心情がご理解いただけるだろうか。そのとき組合のトップに呼び出されて言われた言葉が、
「言語道断だ!前代未聞だ! 規約には書いてないが規約違反だ!
ハイ、突っ込みどころ満載\(^o^)/  論理もへったくれもない。

つまり、他の組合に入って戦うという段階すら踏んだのは私が初めて。団体交渉を申し入れたときの法人の慌てふためきぶりから見て、まともに団体交渉を持ち掛けたのも私が初めて。ここまでウチの法人に抵抗した人間は間違いなく私が初めて。


私はとくべつ好戦的な人間などではなくて、ちょっと世間一般の女子からはズレているけどフツーの人間だと思ってる。そんな私がこんな事態に陥ったのは、たぶん私の「人権」に対する意識が他人より少しだけ高いからだと思う。と言っても人権問題に関心が高いとかじゃなく、たんに自分の権利を邪魔されるのが赦せないだけ。

前の記事で私はあらゆるハラスメントはパワハラだと述べたけど、これは何も他のハラスメントを軽視しているわけじゃないよ。上司からセクハラを受けた友人は「パワハラはまだ人として扱ってもらっているけど、セクハラは人として扱われていない」と言っていた。これは正しいと思う。そして実は、思い返せば私もセクハラを受けた時期はあったのね。ただその期間があまりにも短かったので(猛烈に抵抗したから)すぐにジェンダーハラスメントに移行した。つまり、パワハラが姿を変えただけ。


職場の飲み会でこんなことがありました。
上司の向かい席に、例のゆるふわ女子の一人が座った。掘りごたつタイプの席で靴は履いてない。こういう飲み屋ではよくあることだけど、彼女のつま先が上司の足に触れたので、あわてて足を引っ込めたら上司が笑いながら言った。
「そういう時は足を絡めてくるもんだよ」

私ならこの時点で即刻アウトだが、宴もたけなわだったので一万歩ゆずってぎりセーフとしよう。ゆるふわ女子はどうしたと思う?上司の太腿まで足を絡めたんだよね。ちなみに彼女はこのとき彼氏持ち、上司はもちろん妻子持ち。
これがどういう事態かお分かりか。

それってセクハラですよと言った私に上司は「こんなことでセクハラとか言うな!」と言い放った。彼女の行為によってこの程度はセクハラじゃないというラインが引かれ、この程度で文句を言う私がうるさい女、てことになる。この一件を上司はのちに、
「アイツ(ゆるふわ女子)はオトナのオンナだ」と評した。
女子の皆さん、違うからね?コレは都合のいいオンナって言うんだよ?

こうまでしてオトコに好かれたい女が世の中には一定数いる。彼女らのせいでセクハラのラインが限りなく甘くなり、真っ当に抵抗している私たちが迷惑を被る。迷惑を被るどころか実害を受ける。彼女らに「セクハラを受けている」という意識はない。だからこそタチが悪い。無自覚にオトコたちに加担してセクハラを助長する。こういう女子が多数派である限りあらゆるハラスメントはなくならない。絶対に。

周囲にこの手の女子はゆるふわ系が多かったから、私はゆるふわ女子を好きになれないのだけど、もし毅然としたゆるふわ女子がいたらごめん。でも毅然としてる時点でゆるふわって言わなーい。

彼女たちは自分の人権を自分で踏みにじっていることに無自覚で、私はその愚かさが赦せないのよ。セクハラを受けるのが本人だけならいい。でも彼女らの行為がオトコたちの意識を昭和のままにさせている。彼女たちがもっと女性の人権に真っ当な意識を持っていれば、上司も「昔は良かった」とか内心では思いつつも、時勢に合わせて生きていかざるを得ないのに。

因みにどうやらこの問題にあまり年齢は関係ない。ゆるふわ女子は二人とも私より年下で(私よりも男女平等の教育を受けているはずで)、当時の上司は今の私より若い。そもそも私は20代の新人くんに、
「女性は男を立てるものでしょ」と言われて絶句した。
私はこの日を境にこの新人くんと関わるのをやめたよ。ハイ、せーの。

立ててやらねば立たぬ男など 立たなくとも良い。

鋼の映画行って来たよー2017/12/13

一言で言えばミロスほどの落胆は感じずに済む。期待しないで行けばセーフかと。
初めから兄弟の再現性には期待していなかったのでアルエド的に大きな文句はないです。金髪なのに日本語喋ってる違和感は実写ならではですなあ。実写ならではの生身の迫力や痛みなんかはよかった。

七大罪的には、うーん・・・ラスト姐さんはかなり良い出来栄えではないかと。黒髪だから人種の違和感がないのも大きいけど、姐さん好きな私から見ても、演技とか演出とか悪くなかったと思う!

原作の見どころは残しつつ脚本を適度に端折ったのも成功してる、かな。鋼の完成度は半端ないので、あくまで期待しないで観れば、のレベルで。終わり方からするに「反応が良ければ続きも作っていい?」って言い訳だろうか。あそこまでやったなら完結して欲しかったなあ。

気になったのは以下の点。箇条書きで。

> 姐さんの弱点、とは。最強の矛が弱点てことなら・・・納得いかぬ。取り出した賢者の石から本体が再生しなかったのも残念。そこが姐さんなのになー。個人的に姐さんのコスチュームはスリットが深いところが大事なので、あのゴス風ドレスはちょっとヒラヒラしすぎ。

> 中尉のクオリティ。中尉・・・私、中尉にはそれほどの思い入れは無いはずだけど、大佐がそこそこ良いから凄く気になった。軍人らしからぬ体格とか、姿勢とか、動きとか。あれではただのヒロインっていうか。リザさんは大佐よりかっこいい位でちょうどいいのに。

> エンヴィーのクオリティ。クオリティ・・・?なんだろうね、一番再現が難しいキャラであるとは思うんだけど。 CG処理をするほどではなく、さりとてただのメイクだけと言うわけにもいかず、中途半端に盛った結果、大変中途半端になった印象。彼だけじゃなく、なんというか全体的に見た目がゴシック。Gothic!

これもし続き作るならセリム様は登場必須になってくるので、そしたら一体誰が。
セリム様はフルCGで頼む(ここだけ強烈に高い期待値)。精神年齢300歳のショタを
一体誰が演じられるというの。

平日の朝イチで行ったのもあるけど、お客さんは私を含めても10人足らず。全員が私と同じ位かちょっと年上の妙齢女性で、一人でこっそり見にいらしてた。皆さん、鋼 に青春捧げちゃったクチだろうか。

本命の!荒川先生書き下ろしコミックはまた後で大事に読む!読んだらまた書く!
そういえばエンドロールで「動物に苦痛を与えていません」的な一文が流れてて、あれは荒川先生の思いだろうか。動物つってもアレキサンダーくらいでハヤテ号出てこなかったけど。確かアイツ、ポスターには出ていたけど。