壮大な物語ほど序章が難しい2012/08/04

▼ 黒マギさん落描き。てか模写描き。てか腹筋の練習。

今のとこカップリングどうこう考えずに漫画を楽しんでいますがジュダルさんのあの艶気は絵心をそそる。腹筋も良いが背後アングルからの腰のラインがえろい。一見どSだけど隠し切れないMッ気を感じるのは私だけではあるまい。好きな相手に戦争吹っかけちゃうところが大好きだ。
アラジン堕転しろとか白龍堕転しろとか考えながら読んでるのはきっと正統派。

このマンガ読もうと思った理由はピクシブで好きな絵師さんがこぞって描いてたから。
「あ、この人の絵好きだな」って思ったら、とりあえずすべての作品を見るじゃないですか。そうすると高頻度でマギ絵に遭遇する。好みの近い人が好きな作品なら私も好きになるだろうと思った。案の定でした。

いま一巻目から読み返してるところなんですが、壮大な物語ほど序盤が難しいなぁ、とつくづく思う。13巻まで読んだ今なら1~2巻は「キャラと舞台設定の解説巻」だということが分かる。つまらないとも思わない。でも、初読の時はたしかに面白くなかったんだよ(←これは公然の事実らしいので)
作者にとっては一年前から温めてた壮大な物語で、どこからどう説明したら分かりやすいか考えて、あちこち伏線を張りめぐらして、っていう序章に過ぎない。けど読み手にとっては取っ掛かりが面白くなければ先を読もうとは思わないし。

同じことはワンピースでも思った。エースが死ぬシーン、実は初読の時は唐突すぎて何の感慨もなかった。「え、ここで死んじゃうんだ?」って。エースの死んだ意味とかD兄弟の魅力とかが分かってくるのはエースの死後、過去編になってから。尾田先生は「エースが死ぬのは10年前から決まっていて、描いてる時は当たり前すぎて感慨がなかった」みたいなことを仰ってる。たぶん、描いてる当人に情感がなければ読んでるこっちも情感が湧かないのだろう。その意味では、よく泣きながらネーム描く私は正しいのかもしれない(笑)私が泣いてるとこで読み手の方も泣いて下さったので。

振り返って。鋼にハマッたのはアニメだったけど序盤からものすごく面白くて「何だこりゃ」って思ったのを覚えてる。巻が進むに連れて少しずつ物語が深く広くなってゆき、それにつれて謎もどんどん深まっていく。あの魅せ方は本当に天才的だったんだな。
と、今ならよく分かる。シンプルだけど奥深く、伏線はあっても複雑じゃない。あの世界観は本当に素晴らしかった。

ごめん私はどこまでも鋼ファンだから、好きなものはつい比較して考えてしまう。

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